╋ 蒼過ぎる水溜り ╋
過去ログ224
2004/12/11 22:44
名:Aria女性
光闇論少年は ただ光を求め
走り続けるのです
少女は ただ闇を求め
走り続けるのです
光の勇者はその胸元に
光玉石を持つのです
其れは月の力を受けて
世界に光を産むのです
月の巫女は恐れるのです
光は彼女を溶かしてしまう月は闇夜にのみ
輝くことができるのです
石を授かりし者は
少年でなくなるその前に
光を得ねばなりません
さもなくば彼は灰となり
朽ちゆくのみなのです
しかし時は来たのです
月の巫女は逃げおおせ
光の勇者は灰となり
巫女はそれを幸せそうに
食して娘を身篭るのです
娘を得た月の巫女は
其の母の力を奪い
自ら女神と相成って
闇の世界を統べるのです
かつて女神であった
彼女は娘を恨みました
そして彼女はひとつの石に姿を変えたのです
かつての女神の化身は
選ばれし者のもとへと
授けられるのです
光を産むものとして
いつか娘を滅ぼすために
光と闇は相反し
それゆえ近くに在るのです光のないところには
影はありえないのです
それが世界に生きる摂理
そのものなのです
12/11 22:44
名:哀女性
空気よお前の目にはこの世界どう見える?
くだらないだろう
醜いだろう
哀しいものだろう
儚いものだろう
きっとそう思ってるんだろう
12/11 22:22
名:水無月朱音イージス人殺しを殺せと人殺し
人殺しを殺せとお前、人殺し
私の手は人を傷つける
どうして誰も教えてくれなかったの?
お気に入りだったおもちゃは壊れて動かない
魔女を呪えと魔女
魔女を呪えとお前もまた魔女
あなたの手は私を傷つける
どうして今まで気がつかなかったの?
近しくなる度に傷ついてやがて別れ忘れ
それでも誰かが背中を押し続ける限り
私が生きている限り
連鎖を断ち切れ連鎖を
今お前の連鎖を断ち切る
12/11 20:42
名:ちぃトドメをさせない恋貴方を眼の前にして
言いたい事を探して居るのです
眼の前にしてもまだ
切り捨てる勇気が持てないのです
こんな私を皆は
呆れて 嗤うでしょう
たかが恋を一つ
捨てる為の一言が
喉の奥に引っ掛かって
酸欠状態の私に
君が先手必勝で仕掛けた
「もう駄目なの?」
卑怯にもその眼は
キラキラと輝いて
悔しくも既にその
唇にキスをしたくなって
喉の奥の言葉は
そのまま飲み込む事にした
こんな私を皆は
きっと溜息と苦笑で
また迎えてくれるでしょう
とりあえずは貴方と
夕食を。
12/11 19:31
名:ちぃ幸せになる方法今君此処に
居れば何の
問題もない
何故叶わない?
ささやかな願い
私の言葉はリストの最後
漸く見える位の大きさで
申し訳なさそうにそっと
神様は見逃したに違いない
しかしながら
幸福はいつも
誰かの不幸に
重なるのです
私の幸せは彼女の不幸
誰かが幸せになれば
必ず誰かが涙するの
私の幸せに君の不幸
「一緒に幸せになろう」
だなんて
この世の摂理に反してた
君の幸せに私の不幸
構図の出来上がり。
12/11 19:15
名:依華 籠。女性
「恋着」風化した過去が
脳に陥落する度
都合良く形成しては
感傷を甘やかした
そして今尚
私にわだかまる
面影も亡くした
君の贋作が痛い
12/11 19:13