╋ 蒼過ぎる水溜り ╋
過去ログ231
2004/12/14 15:07
名:カンナ男性
墜落の冬真夜中の冷たい風
独り浴びてると
空っぽの心まで
冷えきっていたね
消えてしまいそうな
虚ろな生命力
あの時の炎が
今どこにあるのか
必死で探してた
とても熱かった
いつかの眼差しは
すべて嘘だったの?
泣き言ばかり並べて
それでは掴めない
目を閉じれば
暗やみに安堵し
目を開けば
全てに埋もれ
みつからない
みつけれない
その度に苦しみ
その度に戦い
絶望が
安らぎをくれる
己が己を誘惑し
脱出できない穴へ
吸い込もうとする
真っ暗な穴の底で
もう二度と…
〜夢は残酷〜
12/14 15:07
名:Lyrica女性
天体観測ふたご座流星群に
夢中なキミを
星の海に
沈めてあげたい
なんてファンタジー
不安を装いながら
アタシは欠片を
いくつか口にして
輝きを2、3粒
零したあと
冷えた指先を
キミの頬にあてて
心にもナイコトバで
キミを高ぶらせた
冷たくなった耳を
舐めるような
熱い息は
肌を濡らしていく
夜空よりずっと
深い深い場所に
沈みたかったの
星はココまで
降ってこない
12/14 14:08
HP
名:ナカムラ午前五時私は眠れなくて
明け方の寒さに身を震わせた
ふと思い付いて母の寝床へ
その布団に潜り込んでみた
寒くなったの?
うん、お布団剥いじゃったの
おばか。ほら、こっちおいで
うん
寝てなどいないくせに
あたかもそれらしく寝呆けたふり
母の懐へ
暖かい
厳しくつれない母が酷く優しくなる時
その温度は本当に優しくて
泣きそうになる
この人は私より先に逝く運命
当たり前の摂理とはなんて残酷なのだろう
あーあ、こんな冷たくなっちゃって
おかあさん、ぬくぬく〜
子供みたいに擦り寄った
いつか失われる熱
愛しいのに寂しい
いやだなあ
いやだなあ・・・
おかあさん、ずっと生きてくれないかなあ
ばふり
布団が一瞬沈んだ
2匹目も来たか・・・
ママ、さむぃ
妹が母を挟んで反対側へ
ママ、ぬくぬくぅ・・・
母は笑った
アンタ達幾つになるのよ
多分母が逝くまで
私と妹はこうして時を選んであなたの懐で眠る
午前五時
たった二時間
それでも
あなたを確かめる
愛されていること
それが当然ではないこと
私達は知っているから
両側からぎゅうと抱き付いた
母は二人のおでこに
優しいキスをくれた
娘達がその瞬間
嗚咽を漏らしたこと
あなたはきっと永遠に知らないまま
12/14 12:45
名:クルミンシタ男性
a letterふとんにシーツをかけて
折り目正しく寝ています
さらりと触れば
ぬくもって
たしかに死んでいないのです
ただ、
すやすやと
とても静かに寝ています
12/14 12:35
HP
名:琉星ユメ。消えたいと
思った
叶ったかもしれない
叶えたかった夢
あの日
奪われた夢
抜け殻になった僕
空を見上げ
消えたいと
ただそれだけを
繰り返し思ってた
今 笑ってる僕は
誰だろう
何故 僕は
笑ってるんだろう
僕は これから
どうやって
生きれば良い?
12/14 12:21
名:琉星弱い自分。僕は 恐いんだ
どんなに好きでも
どんなに愛してても
いつかは離れて
いってしまう
僕は逃げる事しか
出来ないんだ
僕の意地と
プライドが
邪魔をして
どんなに苦しくても
どんなに辛くても
誰にも頼らない
僕は 恐いんだ
誰かに自分の弱さを
見せるのが
今の僕には
泣くことは
出来ないんだ
泣いたら最後
きっと僕は
笑えないから
12/14 12:13