╋ 蒼過ぎる水溜り ╋

過去ログ239 2004/12/18 20:26

名:琉星
あの日。
あの日
私は夢を捨てた

迫り来る泥水の中

悔しい気持ちにもなれず
悲しい気持ちにもなれず
ただ呆然と
夢を投げ捨てた

遠くで何かが
落ちる音がした
そんな気がする

夢を捨てる時
“自分”も一緒に
落っことしちゃった

私は
抜け殻になった

もう 諦めるモノは
何も無い

中身のない
人間になった…
12/18 20:26

名:yoshi
運命恋肢(うんめいれんし)
もし異性の手が二つあなたに向けられていたら
あなたはどちらの手を 握りしめたのだろう

時間が許す限りに 一緒に遊んだ共有時間
楽しかったねと笑いあえたのに

どちらかの手を握り
愛の言葉をかけたなら

どちらかは悲しくて
泣くでしょう

今の関係を壊して

どちらかの愛を受け取るという選択肢

それが恋なんだと言わないけれど

あなたには

幸せに

なってほしい
12/18 18:21

名:依華 籠。
女性
「書簡」
其れは例えば
世が世なら
遺書であったか

其れでも私には
まさしく非情な
真の凶器であり

又、同時に
真摯に綴られた
恋文でもあった
12/18 13:49

名:Lyrica
女性
シリウスの旅人
螺旋階段を
選んだなら
回りながらでも
わずかに
進んでゆけるのに

あの日
シリウスを指し示した夜に
キミは荒野へ独り

荒れ果てた道でなきゃ
進む意味がナイ、
とでも言いたげな瞳

強く賢く美しいキミは
その胸の内に
狂気と孤独を隠して

纏う光の
更なる輝きを
追い求める

ぬかるんだ足元の
泥を蹴散らし

吹き荒ぶ風
混じる砂つぶてに
さらされるカラダを
庇いもせず

ただひたすら
シリウスの空を目指して

その背中を
抱き締めようと
伸ばした腕を

ストイックなほどの
光への執着は
いとも簡単に
振り払ってしまう

夜闇の中でも
歩みを止めない、
泥だらけのカラダは

相も変わらず
輝いて見えた
12/18 12:37
HP

名:たくろ〜
男性
イカロス
眩しすぎて目を開けてられない、それでも僕は君を見ていただろうか?


太陽のような君、近付こうとする僕は愚かなイカロス…


それでも僕は、君に近付きたい。この想いは何より誰より、あの太陽よりも「アツイ」モノだから…

君にこの想いを、今、打ち明けよう!あの太陽ですら霞んで見えてしまうくらいに、僕の熱い想いを…君に…

抑えられない気持ちを胸に、今僕は、君に近付くために羽ばたくよ…
この羽が、たとえ燃えつきようとも、君に、会えるなら、近付けるなら…

愛することに理由なんていらない

ただ、君のことが、好きなんだ……
12/18 11:59

名:yoshi
男性
暗唱明涙(あんしょうめいるい)
昨日の月はあんなにも輝いていたから

今夜の月はもっと輝いてみえるのかな

月が明るく輝き
影の色が濃くなり
人の心に大きな影
明るい場所が無くなる

闇に蠢(うごめ)く奇怪なモノ達の
冷たい視線を感じて
襲われる人間の
心に刺さる絶望の声

あぁ


今夜は


こんなにも


月が綺麗だ
12/18 11:59

240238

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