Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ2569 2008/4/2 23:05

盗ク神病人
女性 宮崎
失望の上に希望
地上で
私に影が見えるのは
上空で
光が私を照らすから
掴めぬ影を掴むより
掴めぬ光を掴みたい
4/2 23:05

唐轤゚
17歳
短い詩8
時間は破壊されていくものだから
物理的には過去には戻れない

きみは
空間が繋がったものだという

いずれにしろ、光速よりはやいものは燃え尽きてしまうから

映画のタイムマシーンの焼け焦げた残り香も

「この物語はフィクションです」
[これからの予定]
onngakukannsho-
4/2 23:02

搭木
「絶証」
望んでいた訳でも無く
不意に視えてしまった

確かな証拠に絶望する

浮かんだのは咎めでも
怒りでも無く唯静かな

如何してと云う疑問で

呆然となってしまった
呟きと思考は零れ落ち

何にも変わらず消えて

気付けなかった後悔と
不甲斐無さに苛立って

如何したら良いのかと

平静を装っていながら
心中はぐちゃぐちゃで

決して覆せない事実は

弱過ぎる己とは裏腹に
無情に横たわっていて

再び苦しさが込み上げた
4/2 20:14
HP

投y
女性
鎮静
湖面の中央で月が座して微笑む

モナリサのようなその眼差しに見つめられ

徐々に縮小していく意識

短い波長の色彩へと
溶け混んでゆく感覚

曖昧な輪郭しか持たない
音のない世界で

温度のない優しい風が吹く

空が湖面の月を映して揺れた
4/2 17:03

唐ノゃむこ
イーゼル



どれだけ汚れるか 楽しみだった。
だけれども
使い勝手が悪いのとは関係なく

なぜか不思議と あまり使うことはなかった。


かわりに
机を汚し
壁を汚し
服を汚し
手を汚して
挫折した。


だから
イーゼルはきれいなまま、
にじんでくすんだもやもやと一緒に
残った。


大挫折をしながら 道具はきれいに残るなんて。


まだ描ける


イーゼルの先に 誰かの手まねきが 見えた気がした。


[これからの予定]
ついて行っちゃおうかにゃぁ。
4/2 12:07

盗テ愁

道の向こうに雲がある
まっすぐのびた向こうに雲がある
雲は何かを乗せている
雲は気持ちよくそこにある
ああ
あそこに行きたいものだ
その何かを知りたいものだ
道は雲へと続いてる
だから私は進むのだ
道の向こうに雲がある
4/2 11:05

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