╋ 蒼過ぎる水溜り ╋

過去ログ257 2004/12/24 13:31

名:みーこ
女性
二人の過去
あなたが好きだと言って何度も何度も呼んでくれた名前
今でも覚えてくれていますか
二人で約束した未来を今は別の人と歩いてます
あなたが好きだと言った映画も音楽もまだ全てココにあります
もし遠い未来でもう一度出会えたなら
その声で私の名前を呼んでね
あなたの頼りない背中も細い指もかすれたその声もまだ全てココにある
今は別の道歩く二人でも
振り返る過去が同じである事を祈って今を生きる
12/24 13:31

名:レナ
女性

万物皆生きとシ生ける者の一人として
母なる大地がおっしゃった
「強さ無くして生きてはいけず、優しさ持たずに生ける価値なし」
孤独に生まれ孤独に死ぬその道さえも

自分の弱さを知らぬ者は人に優しくなれヌ者

弱いからこそ他人を愛し、愛するからこそ強くなれる

ひっそりと母なる大地はおっしゃった

今は もう子守歌の如く眠りのさまたげにならぬよう、ひっそりと歌を歌うだけ
命の歌を歌うだけ
12/24 13:27

名:ナカムラ
柚子
冬に至りて柚子をもぎ
一つ、二つ湯槽へと
なだらかな肩に転がす
情緒無く、また感慨無く
山吹色の球体が
不様な音を立て沈んだ
いつから諦めたのだろうか
果実の匂いに喜べた時代は既に遠く
過去の習慣が義務の如く
戻れないであろう思い出を飾る
そうして見る天蓋の雨粒は
冷たく頬に落ちて消えた
いつから諦めたのだろうか

湯槽の柚子を掴み
ふやけたその果実を
握り潰した


二十二年分の後悔を断ち切るように
12/24 12:39

名:あすか
女性
ローグ
誰に向かってなのか
おはよう

今日の始まり

なんで頭下げてるんだか
理解不能

今日のお仕事

元気だしてって
上司の一言

病気じゃないのに

ただいまの声響く
誰もいない部屋

さびしくなんかないよ

電気消して
おやすみなさい

今日の終わり


明日の始まり
12/24 11:30

名:たくろ〜
男性
ロンリー イヴ
こんなに寂しい…
こんなに悲しい…
イヴは初めてだった…

隣にいるはずの君が、今日は、何処か遠くに行ってしまったから…

街の明かりも、楽し気なクリスマスソングも、僕を癒してはくれず、体は、冷えきっていた…

君の顔だけが浮かんで…ただ、君のことだけを考えていた…


涙は頬を伝う…
地面に落ちるまでに、氷になってしまいそうだった
いくら泣いても、君は戻っては来ないのに…涙は…とめどなく…
悲しみは…溢れるが如く…


いつまでも、帰ることのない君を…

いつまでも、待ち続けます…

ずっと、ずっと……
12/24 10:25

名:あや子
女性
光があれば生きられる魚のように
光があれば生きられる魚のように
生きてみたいと思う


揺れる一日を
水草のはざまを


泳いでも望んでも
叶わなかった言葉たちを
それでも強く抱きしめながら


離さずに
裁かずに


光があれば生きられる魚のように
生きてみたいと私は思う
12/24 9:52
HP

258256

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