╋ 蒼過ぎる水溜り ╋
過去ログ264
2004/12/27 13:16
名:たくろ〜男性
dark side〜暗黒面〜歩みを止めかけたときがある…
現実にぶつかったときがある…
夢を掴むには あまりに僕は 無力だった
力の差を誇示され
どうすることもできない
ただ 指をくわえて 見ていることしか出来ない………
──────────
この詩は
救いを求める物ではなく
同情を求める物ではなく
また
自らを笑う物でもない…
人間という
ちっぽけで
弱い
そんな
自らを
呪う
詩である
見えない力の前に
人間は
ただ…
従うしかないのだから
逃れることはできないのだから
12/27 13:16
名:夢魅女性
蝶花長い髪を震わせて
いたずらに微笑む
君は掴めぬ蝶
小さな手で触れてくる
甘い香りを漂わせ
君は高値の花
あぁ どうか
僕の傍で舞っていて
他へ飛んで行かないで
あぁ どうか
僕の傍で咲いていて
誰にも見せないで
悲しい程
君は綺麗で
苦しい程
君を想う
いっそ その羽根を剥ぎ取って…
いっそ 花びらを引き裂いて…
君に 君に
募るは危険な程の愛
君へ 君へ
捧ぐは狂おしい愛
12/27 12:47
名:ナカムラダンサートウで立てなかったと
舞台袖で泣く君たち
まだ泣くなと
背中を叩く
爪が割れた肩が腫れた
きつい辛い痛い苦しい
涙目で訴える君たち
止める?
止めない
踊れる?
踊る
なら泣きごと言うな笑え
唇を結んで頷いた
幕が下りて
楽屋に戻って
大泣き
悔しいとしゃくりあげた
頭を撫でて抱き締めた
よくやったね
よく頑張った
えらいよ
いい子だね
観客には一瞬の舞台
そこで見たものだけが
拍手の対象
でもあたしたちは違う
小さい頃から君たちをずっと見てきた
だからその努力の全てが
拍手の対象
うまく出来なくても
トウで立てなくても
それを悔しがるほど
真剣にやった君たち
あたしたちは知ってる
舞台裏で緊張と不安を抱え
小さく震える君たちを
それでも笑おうとする君たちを
ダンサーよ
その姿があたしたちにとって
どれほど誇らしいか
どれほど嬉しいのか
それはまだ言わないけれど
12/27 12:39
名:こぁゃ女性
心の涙あなたが
「さよなら」と言った
私は無表情なまま
冷めた声で
「じゃあ」と言った
あなたを見ることできなかった
震える指を隠してた
あなたの姿が遠ざかる…
本当はまだ愛してる
平気なはずがない
心はずっと泣いていた
離れてゆくあなたに
寂しくて
あなたがいなくなること恐くて
心はずっと…今も泣いている
12/27 12:23
名:あや子女性
標(しるべ)永遠をものさしではかったら
あの日あの時の君の笑顔だったよ
ねえ どれくらいが空回りだったのだろう
問いかけてはすべてだと
自分で認めながら
長い長い道のりを
一輪の花にした
しがらみを瀬戸際で愛にしたら
君はもうどこにもいなかったよ
さよならはいくつくらい夢になるのだろう
なだめてばかりじゃどうにもならないと
自分に言い聞かせながら
色褪せたその花を
ただひとつの標にした
12/27 11:54
HP
名:灯百人一首百人一首
生きて現代まで繋がる手紙
百人一首
それは恋しき者への手紙
奏でる音を並べる
今日もどこかで詠まれ続けてる
この手紙を
詠むのはたやすい
されどもその時の思い出は
その時の人にしか伝わらない
一期一会の詩
一回きりのラブソング
【詩人@灯】
12/27 10:45
HP