╋ 蒼過ぎる水溜り ╋
過去ログ270
2004/12/29 14:33
名:沢木女性
壁の向こうには? 僕はまた
大きな壁に道をふさがれ
為す術もなく
一人立ちすくむ
「君のいる明日はどっちだ?」
この壁を越えたら
「君と会える」
なんて保証は
どこにもない。
何を目指して進めばいい?この壁を必死で乗り越えた時、そこに君がいなかったら、そこでちから尽きてしまうかもしれない。
会いたい。今すぐ会って、声が聞きたい。君の声をもう忘れてしまったんだ。思い出させてよ。
頭では、もう無理だと分かってるんだ。「こんな壁は、僕には越えられない。」と。それでも、胸が騒ぎ、体がうずき、もう一人の僕が「進め」と叫ぶんだ。
だからやっぱり、僕が進もう。例えここで死ぬことになっても、君が僕のために死ぬよりはずっといい。
僕が追いかける。
君はそこで待っていて。
12/29 14:33
名:ナカムラ羽雪白い雪が舞う
この街が過去を取り戻す
全てが穏やかに
温もりを思い出した
羽のような雪に
誰もが窓を覗いて
誰かが溜息をついた
仕事なんてもう手に付かず
積もり始めた雪に
無理矢理用事を見つけて
幾人かが外へ飛び出した
2004年12月29日雨のち羽雪
僕は熱いコーヒーを啜り
煙草を吸った
代わり映えのしない日々は
この時だけ色を替え
ひどく優しく僕を慰めた
僕が新しい日々を望むこと
それがきっと叶わないこと
そんなものを包み込んで
雪は静かに降り続けた
そうして僕はまた
煙草を吸った
12/29 12:27
名:みーこ女性
papa明日か明後日か近いうちにアナタはpapaになるね
守るべき人が増えたアナタにはアタシの入るすき間などもう何処にもナイね
でもね
負け惜しみに聞こえるかもしれないケド
でもね
守るべき人にみせるアナタの笑顔が大好きです
守るべき人ができたアナタの強さがとても羨ましいです
アタシにもそんな強さが欲しいです
12/29 10:13
名:Lyrica女性
過程キライ キライ
キライばかりを
唱える唇に
甘いキャンディーを
闇に夢を抱く
無自覚少女的少女は
絶え間なく
(通り過ぎたらいいのに)
寄せては返す
返し続けるから
(かわいそうに)
濁流に飛び込んで
少しずつ
気付いていくの
光の残忍さに
こんなはずじゃ
なかったなんて
言うけれど
女なんていつも
女なんていつだって
傷を抱えたがるから
感傷にひたってたいの
邪魔しないでちょうだい
でなきゃ
甘い
甘いキスをして
慰めてちょうだい
そうして何か
暗くて曖昧なモノを
愛するの
情婦の心で
アンニュイな横顔で
テディベアみたいなモノを
長い長い年月の
さきっぽに
辿り着く孤独の果て
唇から汚泥に
まみれたコトバを
吐き出しながら
指先では
すべて許して
少女に戻ってゆく
深みを信じて
無知に敬意を
そうして
スキ スキ
スキしか知らナイ
カナリヤみたいに
歌いはじめる
それを聞いて
誰かが言うの
"アナタといると
私は情婦に
なりたくなる"
と、とても卑屈に
だからアタシは
同情をこめて
うんと優しく
諭すんだわ
"濁流をキャンディーで
せきとめたら?"、と
12/29 9:48
HP
名:水無月朱音朧月夜安い値段で明日を投げ売り
怖いものなしだぜ
失うものがなければ
その日暮らしで流れるままに棺桶へ そういうのがお好き?どうぞお先へ
高い代償で守る過去
きれいだったな昔は
思い出は汚れない
その日眠れずに棺桶へ
そういうのがお好き?どうぞ振り向かずに
朧月夜
泣いてるのは
俺か
それとも
その日俺は愛の告白
そういうのがお好き?
そうだな、地の果てで待ってる
じゃあ
また
12/29 6:55