╋ 蒼過ぎる水溜り ╋

過去ログ275 2004/12/31 17:34

名:Aria
女性
Blue。。。
青。
人がいつも最後まで
この色に悩まされるのは
どうしてなんだろう

昔 青い絵の具を作ろうと挫折した人がたくさんいる近代においてもそう
青色発光ダイオードの開発大騒ぎになった

空も 海も 青いのに
なぜか作り出せなくて。
でも作り出したくて。

青は 深く 冷たく
不思議で、神秘的で
そして 手に入りにくい

青の美しさとは
そんな難しさにあるのかもしれません
12/31 17:34

名:依華 籠。
女性
「参の秋」
稲妻を流す霧
澄まし顔の虹
涼やかな移ろい

紅葉のしとねに
閉じていく瞼

宵闇を導く灯籠
飾る金木犀は
喪服の香水
12/31 16:41

名:ちぃ
残り時間
睡眠時間3時間
君を思って眠れずに


太陽が上った
窓の外が白くなり


君からの着信を
待つ為に早起きです。


今年最後の日まで
君に振り回されている?


約束はしなかったけど
君は言った
「逢いに行くよ」


君が嘘つきになるまで
あと2時間
12/31 14:00

名:ナカムラ
さよなら
君が真実を隠した瞬間
全ては様相を変えた
受け入れられるものだけが
君を引き止める鎖ならば
僕の心など涙の海に沈め
振り返る君の目に
閉ざされた真実
僕は暗闇に溺れて息絶える
永久凍土に眠る君の優しさ
どうかライトをあてないで
いつか壊れ崩れるものを
間違った掌で救って
温水の中で生きているよ
狂ってしまった歯車
軋みながら止まることなく
曇り空の下君は泣いた
君が真実を隠した瞬間
ぼくはさよならを決めた
傍に居ることを拒絶した
だって共有出来ない道を
細い糸で辿ることは不可能
閉ざされた真実
潰された痛みは癒えない
受け入れられるものだけが
きっと君を守るから
だから僕は
曇り空の下君にさよならを

した
12/31 11:46

名:あや子
女性
ヒップハンガー
快晴で真実良好だったら
愛することぜんぶ零時になるってほんと


あの子とあの子の恋のゆくえなんて
私は知ったこっちゃないさ


宇宙でいちばん矛盾色した神様の目が
新月の夜にぴかぴか光る


罪がカビたり
嘘からキノコが生えたり
地球一周して
気がつけば土星だったり


私は自分の影なくしたりせず
お気に入りのヒップハンガーのジーンズはいて
カートンで夢を買いにいこう


あの子とあの子の恋のゆくえなんて
だぁれも知ったこっちゃない


右耳のピアス、落っこちた。
12/31 11:04
HP

名:Aria
女性
2004年
人が走り回っているとき
暢気に絵筆をとってみる
描きたいのは『2004年』
年の瀬を迎えた今にしか
描けないモチーフ

今年を振り返って
何があっただろう
考えれば考えるほど
浮かぶ画面は恐ろしかったこれが『2004年』
そう認めざるを得なかった悲しいことだけれど

仕上げた絵の色合いは暗く描いたものは汚れて
美しさのかけらもない
でも、これが真実だから
しかたがないこと
これが『2004年』

来年の今頃
再び絵筆をとって
今度は美しい絵が描けたらどんなにか幸せだろう

―なんて呟いて、
鬼に笑われながら
パレットのふたを閉じた
12/31 8:11

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