Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ3004 2008/10/11 21:43

唐ノゃむこ

 
職人の血汗がようやく
洗練の一線を越えた時
世が大股で跨ぎ去っていった。
職人は鍛え上げた瞳を皿にし
世界一の猟犬の鋭い嗅覚に頼ったが
世の踵はおろか
その巨大な背中すら捕らえられなかった。

10/11 21:43

涛オ
解放
解放などこの世にない


人は何かしらとらわれて生きる


あなたが言葉から解放されることなど、ない


私がありとあらゆる苦痛から解放されることもない


それから解放されるとゆうことは
解放されるときは
自分を辞めるときだ


死ぬときだけだ。
10/11 21:09

唐ミなた

僕が外に出られなくなった時


彼は罵った


あの人は変わらず食事を作って差し出してくれた

彼女は言葉もなかった


ずっと綺麗事だと思ってた
ずっと何か引っかかってた
今ごろ綺麗事。
これからも綺麗事は

はやめよう。


君の求める僕にはならないし

僕が求める君にならなくていいんだから


お茶飲んで笑いあって

本当にそれが幸せな時間だと思ってるのかい?


覚悟がないなら
酷い世界を知らないなら
甘い世界に居続けて
笑ってたほうが君は幸せだよ
10/11 18:32

痘樹
脱落
世の中からはみ出して


最愛の君からも逃げられて

僕はもう外には出ない
10/11 17:57

搭木
「電待」
何時でも会えそうで
然れど遠過ぎる距離

隔てるのは電子の壁
曖昧ながらも強固で

音沙汰が無かったら
消えてしまったかと

断ち切るのはとても
簡単だからそう思う

電脳の世界は身近で
同時に繋がりは脆く

今日も会えぬと待ち呆ける
10/10 21:52
HP

唐ミより
理由
おなかが痛いとき君のことを考えるのは
君が同じようにおなかが痛くないよう祈っているからで
君の前で常にやわらかくあろうと思うのは
君に少しでも安らいでほしいからで
ずっと君を想い続けるのは
君のことが大好きだからで
つまり遠ざかるのを知っても君の背中を押したのは
君にばら色を知ってほしいからだよ
君に笑っていてほしいからだよ
それがぜんぶの理由なんだよ
10/10 19:40

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