Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ3013 2008/10/17 21:37

当「知数
秋夜
空気は 冷たい。

空間は 暗い。

空は 高い。

星は 遠い。

ぼくは ちっぽけ。

明日は 橙色。
10/17 21:37

塔iズナ
水平線
嗚呼果て無き水平線

行けども追い付かず

僕という体を幾多の音が駆け抜ける

色が肌を埋め尽くそうと滑り出し

光が溢れ過ぎていて壊れそう

嗚呼果て無き水平線

進めど同じ場所に舞い戻る僕を嘲笑っている?

近く遠い月はギリギリで届かない距離

音が色が揺さぶる衝動

逃げ出すように駆け出さずにはいられない

ただ願おう

いつか見た青空が、この胸にも高く広がりますよう
10/17 21:19

塔iズナ
うたいましょ
歌いましょ

歓喜の歌

唄いましょ

懺悔の歌

詠いましょ

過去の詩

吟いましょ

嘆願の詩

唱いましょ

激励の詩

謡いましょ

誘眠の歌

謳いましょ

未来の謳
10/17 21:01

塔iズナ

込み上げる不快感

押し上げる圧迫感

耐えろと叱咤して

今日を私は乗り切る

明日は解放される筈
10/17 20:55

湯ヨ姫*ツバキ
少年R消去法
少年は、取捨選択を迫られて居た。


俯いた視線の先に、少し泥の付着したスニーカーが映る。
其れは、真新しくも無く、草臥(くたび)れる事も無く、持ち主の決断を静かに待って居る様だった。


―――何故人間には、腕が弐つしか無いのだろう?


掴めるものは、抱えられるものは、己の生きて来た数字より、断然に少ない。


欲張りを自覚する自分に、択び取り、打ち棄てる事等出来よう筈も無い。


寡言な花々は、只薫風に揺らされるばかりだ。


履き慣れたスニーカーを持て余し、只、片頬を歪める事しか出来無い自分は。


結局の処、己の意思を捨て去る事以外に、妙案なんてものは浮かんで来ないのだ。


08.09.30
10/17 3:56
HP

唐ミより
お月さま
空に浮かんだまんまるカステラ
遠い君にも見えてるでしょう
きっと食べてほしいんだよ、
あのカステラはどこへ行ってもついてくるもの
いまなら僕は僕のカステラを
君は君のカステラをひとつずつ、
食べられるけれど
そのほうがおなかいっぱいな気がするけれど
ほんとうは君とはんぶんこして食べたいよ
そうしたらおなかはちょっと空くけれど、
しあわせいっぱいになるんだよ
10/17 0:27

30143012

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