Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ3073 2008/12/8 5:14

悼倹ッ詩人
眠れぬ夜に
ゼラニウムの香りの風呂場の湯気が寝室を満たす頃
裸足で麻のマットの上を心地良く歩く

日本語を使う人の中で更に日本語の詩を書く人達
言葉は電波に乗って飛び交っているよね

きっと日本語の詩なんて世界の中では本当に少数派でしょう

宇宙のなかで詩を書く人なんて地球の他にいるのかしら

詩を書きたい衝動は一体誰がそうさせるのでしょう

愛が?
恋人が?
失恋が?

神が?
宇宙が?
惑星の公転が?

日本語で詩を書く人達よ
今度月面で宴会をしましょう
携帯とこころだけを持って
ニューイヤーパーティーをしましょう
[これからの予定]
パーティーの準備
12/8 5:14

涛~樹
男性 20歳
無題
何が辛いのかわからない時に それはほんの少しのことなんだよと 心に小さな声が響く

それさえ有ったら
君の視界に写る景色がようやく色付くのだ
それさえ見つけたら
どの方角が前なのかがやっとわかるのだ
それを手に入れられるかどうかが人生の意味を決定するし
見つけるまでが人生とも言える

それがほんの少しの おそらく当たり前なことだろうから
僕らはそれが無いと苛立ち 生きることに簡単に躓くのさ
[これからの予定]
寝る
12/8 2:30

薙ト
女性 18歳
True Love
あなたの中にいたのは
あたしじゃなかったんだね時間がたてば
たつほど思う。
恋は本当に盲目で
冷静になるのには時間がかかる
どうして気付かなかったんだろう?
…気付けなかったんだね
あなたを信じていたから
疑う自分を責めた。


せめて…せめて1番で居たかったな。
そんな事実にもいまさら気付く


バカだけど
単純だけど
純粋に信じて
頑張っていたあの頃わ
きっともう味わうことが出来ない
幸せってやつだと思うんだ


愛する気持ちも
裏切りの意味も
全部全部あなたが教えてくれた…


いつまでも
愛してる…愛してるよ。
12/8 1:01

塔Aリシア
終幕
音が消えた
光が消えた


心の高まりは
取り残されて
不釣り合いなまま
残っている


これが止んだら
本当のオシマイ
なんだろう
12/8 0:41

唐ミより
半径1m
好きなものは大事なもので
それはつまり必要なもの
だから手の届く範囲にすべて並べて置いておきたい
いざというとき繋がれる位置に
ぜんぶきれいに並べておきたい
ただその欲望そのままに
繋がったわたしたちはいったい何を確かめたんだろう
確信をつくことばもないままに
始まりもせず終わるわたしたちは
この距離から何を得ようとしたのだろう
溢れ出したものが偽りの温度なら
明日も笑ってすごせるのかな
手の届くぎりぎりのところに立ったわたしたちは

もう手を繋げないことを知っている
12/7 23:59

搭木
「育誇」
私には自慢の息子が居る

出逢ったのは彼の両親が
居なくなってしまった後

妻と共に施設に訪れた時

年齢不相応に鋭く据えた
金色の双眸が印象深くて

今でも思い出してしまう

礼儀正しいけれど無愛想
友人も作ろうとしないと

一見奔放な姿に人は言う

然れども私は知っている
口には出さぬ親しい友に

少し嬉しそうに笑う姿や

遠慮がちに所望した物を
酷く大切に扱っている事

其だけではなくて最初に

逢ったあの時から今まで
育てて来て見せた全てが

世間の目など気にしない

血縁関係は無かろうとも
親馬鹿な私達はこう言う

誇らしく大事な子供なのだと
12/7 23:31
HP

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