Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ3123 2009/1/10 21:01

唐ミより
月に誓いを
まるくない
落ち着きやしない
お月さま、
だけどわたしは知っているんだ
まるくする方法はとっくの昔に
わかってた
だからね、また進むんだ
赤にまみれるだけかもしれなくても
新たな一歩を踏み出して
扉をしめるよ
澱みをはらうには
もとから絶たなくちゃいけない

それが
わたしだから
1/10 21:01

唐ミより

一歩でも動けば赤が散る

だからここから動かない

破壊なんてもうたくさんだ
1/10 7:10

塔Aサヒ
優しい鳥が歌う場所
小さな箱舟に
鳥たちが飛来する

その嘴には
世界のかけら

悲しみ、怒り、不安
恐怖、絶望、孤独、狂気...

小さな鳥には重かろうそれを

落として誰かを傷付けぬよう

必死にくわえ飛んでくる

誰もいないこの場所で

やっとかけらを落とした鳥は

解き放たれた心のままに

世界の歌を歌うのだ
1/10 5:52

塔Xー
男性
夢欲
日に五百円あれば
飢えることはない

雨風しのげれば
眠れぬことはない

生きていれば
退屈することはない

気ままに
こうして言葉と遊び
気の合う仲間と
笑顔を交わし合い
愛する人の隣で
手を繋いで眠る

それくらいでいい

『夢がないね』
と、君は笑うけれど

僕に言わせれば
欲望ばかりに溺れてる
君の方が余程、夢がないさ
1/10 0:26

搭木
「置寂」
捨て去ってしまったのは
最高の喜びを得る機会で

空を飛ぶ事さえも忘れて
大地に縛られ続ける日々

願いを星に託す思考すら
置き去りにされたままで

流れゆく景色を見つめる
立て付けられた案山子は

寂れ朽ち果てていく定め
1/9 23:02
HP

唐ノゃむこ
無題
溶けた足は黒い地との境を無くしていた。
プラズマ光が暗闇に舞い遊んだ。
甘いこんぺいとうの気持ちがした。
道化のような赤色が軽快に
紳士な会釈で追い抜いて行った。
緑の温度が心地よかった。
星が私にぶつかって
金の火花になった。
重さの無いことが全てだった。
風が吹かないのに青い旗ははためいた。
王様。王冠だけ。
行き倒れ。露草のなか。
馬のいない馬車。
色の星雲。
1/9 22:57

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