Ψ 言霊の宿木 Ψ
過去ログ3138
2009/1/19 22:35
唐ミより逃走はにかんでいた
怖くなって走った
見ないように見ないように見えないように
心は果てまで走り抜き
あの子もあなたもいない世界で泣きじゃくった
あと少しあと少しあともう少し
きっとここから抜け出せるから
言い聞かせて自分をだきしめた
はにかんだあの子を
包むようなあなたを
受け入れられるようになるまであたしは
大丈夫大丈夫大丈夫だからと
ひとりこうして逃げ回るだろう
そうしてどうにか生きるのだろう
1/19 22:35
*゚mococo女性
小鳥が死んだ。
空がいいと言ったから
気をつけてさよならと
送り出した翌朝に
道端で死んでいた。
朝日を浴びて。
彼は本当に空を飛んだ。
空に飛んだ。
あなたを思い出した。
髪は伸びたのかな
髭は剃ったのかな
色々なことが聞きたくて
気持ちが溢れ返ったら
何も聞けない気がした。
それでもとりあえず
どうか今日も酸素を吸って
大気を汚していればいい。
1/19 22:09
塔Xミレ 君の名前を呼んで、
君に逢いたいと想って
君の宙につぶやいて
君がイマ何を考えているのか、
それを思慕い浮かべてる
夜は短くて
時は果てしなくて
眠る場所たどり着く
それ迄瞬き程に
光速で
君の名前を呼んで
君の事を忘れて
君の事を愛して
君の宙でつぶやいて
また早くキミへ逢いたくて
1/19 20:34
唐キみれ ながれていく時の中で
ぼくはぼくを失っていく
それでいいんだ
ぼくの中のぼくだけど
もう二度いらない
ぼく
ながれていく時がそう
染めてくれる。
ぼくはぼくのため
歩いてゆくんだって
どこから吹いてくる季節
その風がね
もう昨日の夜
おしえてくれたんだ
ぼくはぼくを失っていく
それでいいんだって
1/19 18:19
唐ミより『 』正しい空白を保てなくなった
零距離を知って
そのあたたかさに甘えてしまったから
いまあなたがひとつずつ並べるその空白
見えているのに知らないふりして過ごしてるけど
あなたは中途半端に容赦がない
一言も発することなく目だけであたしを追い返す
そのうちあなたの声を忘れてしまって
空白に埋もれ生きることにも慣れるのだろう
知っていても
残ったぬくもりにいまはまだ縋ってる
正しく空白を保てずにいる
1/19 17:43