Ψ 言霊の宿木 Ψ
過去ログ3380
2009/10/29 9:40
悼ト子――ゴシゴシ歯を磨いて
ザバザバ顔を洗って
さて一服、したいところだが
もう煙草をやめたから
ブラックコーヒーとは言わず、砂糖なし珈琲をゆっくりと味わう
自然が大嫌いで、
近所の公園なんぞに行くと余計にストレスがたまる
でも、スタジアムの賑やかさは好きだ
何事も面倒なのは嫌
遠回しなセリフは苦手
だから情熱的だと思われる
本当は照れ屋なのに、
あまり信じてもらえない
いつまでもカーテンを閉めたまま、
あなたは影しか見えていない
10/29 9:40
唐ソぃエンビー彼女の不幸を羨む
あたしは不幸じゃないと
胸を撫で下ろす
孤独の再確認みたいに
意味のない思考回路で
汚れた自分を再確認して
不幸を不幸と歎く
彼女の純粋さ
10/29 9:06
唐ソぃ切望欲しいよ
逞しく傷だらけの腕
まだ遠い
守られるのではなく
守りたいと思った
泥に塗れながら
闘う姿が
輝いていたよ
あたしにはない
強さが欲しい
近づけなくて哀しい
10/28 22:55
悼ト子――部屋の片づけを終えると
「あなた」の記録を消した
どうせ
電話番号なんてすぐに忘れるから
それから
私に覆い被さった時の
あの体温のキオクも
一緒に…
10/28 22:48
当シ無也潮騒.
潮騒が聴こえてきます
記憶の海の蒼いセカイで
遥かな昔
遺伝子が姿を持たず
世界と同じ意味だった頃
知ったのはあなたのカタチ
愛しさが名を与えられ
そしてはじめて
あなたへの想いを悟る
わたしのなかに
意味が生まれた
細胞のひとつひとつが
懸命に囁いている
あなただと
あなたなのだと
潮騒が聴こえてきます
記憶の海の蒼いセカイで
もうはじめから
本当は知っていました
あなただと
あなたなのだと
.
10/28 21:54
悼ト子――新しい部屋
窓を開けてもあなたの姿は見えない
無機質な建物と老人達の話し声
うんざりして窓を閉めた
ここには
地下鉄の駅も無い
賑やかなコンビニも無い
このままじゃ年寄りくさくなりそうだな
冗談みたいな恐怖が一瞬通り過ぎる
疲れた…
あなたの入れた紅茶を懐かしく思う
一人で苦笑した
[これからの予定]
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10/28 20:20