Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ3475 2010/3/19 18:16

桃武
クラゲ
青い空クラゲがとんだ
向こう側が一瞬透けて
僕はよろけよろけ進む
真っ白な旗が揺れていた

蛍の鳴き声が聴こえて
耳を澄まして聴いていた
キーンキーンと音がして
ついに呼吸をしなくなる

セミの死骸が動き出す
ゴミか何かの臭いして
ねぇ貴方ここは生き物の
住む様な場所じゃないですよ

セーラー服の少女とんだ
向こう側は見えなかった
僕は少女の名前呼んだ
少女はどこかに消えてった
3/19 18:16

搭木
「逆壁」
何度も裏切られても
傷付けられてもまだ

信じる事を止めない
貴方は愚かで優しい

何処までも真逆の性
不安定さが支える心

自分とは違ったから
貴方に惹かれていた

出来る事なら二度と
悲しい思いさせない

然れど出会いは皮肉
其故の事だったから

叶いはしないだろう
越えられない絶壁が

間を隔てて分かつように
3/19 13:10
HP

悼倹ッ詩人
夢 4


辺り一面 病室のベッドで みんな眠っている


中には苦しそうに うなされている人もいる





そんな中で ひとり起きてしまって 途方にくれる夢




苦しむ人をどうすることも できない


何に苦しんでいるのか 悪い夢をみているだけなのかさえ 分からない





でも少しすると 朝焼けか夕焼け色に染まる 地球ではあり得ないような 高層ビル群へ 誰かに連れ出されていく


「エネルギッシュ」だといわれている世界らしい





映画「ワーキング ガール」 「スターウォーズ」のパクリのようなイメージ





80年代なのに いまだに鮮明に覚えている夢



3/19 4:57

悼倹ッ詩人
夢 3


辺り一面の昼夜のない 真っ暗な荒野に


餓鬼 と呼ばれる姿の男女の群が 交わっているビジョン



思春期にはきつい悪夢




3/19 4:32

唐ノゃむこ


ばしりと肌に貼付けられた
そんな確かさと
ポスターの浮いた片隅に漂う
そんな危うすぎる微弱電気
2つを同時に、全体から放っている、
見果てぬ大地の1000倍広い
宇宙のような私のお城が
ここにはあり、
それは「無」でできている。

「無」でできている巨怪なお城に
嘘とホラの塀を構え
渺々たる荒れのへ叫ぶは
お城の声
『私!私!私!おお、私!』
片隅の調理場の食器のうらで
ひそかに期待していたやまびこは返らない。

お城は私。
お城の体は、無と嘘の結晶、庭は沼のような虚無。
だから、「物の間」のどこを探しても
お城は見つからない道理。
されど私はこうして虚栄心に燃えて
命は灰になろうとも
勇ましいふりだけは
いっそう赤く燃え上がり、
お城を、私自身を焦がしています。

お城は燃え上がる
自分だけを燃やして。
お城はただ歌う、
『私!私!おお・・・・・・』


3/19 3:28

唐sA
受け皿
自らを殺したい
自殺したいと
思う自分がいて

死にまじめに
なれない自分がいて

この怒りは
結局何にぶつけても
同じで、でも誰も
死にたいとは思わないから

自分が受け皿に
なるしかないのだ
[これからの予定]
詩人になる
3/19 2:20

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