╋ 蒼過ぎる水溜り ╋
過去ログ354
2005/2/10 20:07
名:ナカムラ哀しみの、静寂にも似てあなたを失う
そんな日など
来なければ良かった
あなたが溶けて灰になる
わたしは雨になり
空へ昇るあなたを阻みたい
いかないで
冷たい体はただの器
縋れるものはもう何も無い
あなたが溶けて煙へと
届かない距離に
伸ばした腕が虚しい
あなたが消えた
あの寒い朝
あなたが過去になった
立ち上る白煙
それはあなた
あなたは雨雲へと溶けて
わたしは
殉ずるように
唇から紫煙を吐き出した
哀しみの、静寂にも似て
2/10 20:07
名:クルミンシタバラック はざまから
差し込む光は板状の
スライドさせた
もののあわれの
こじゃれた吐息
年と時間と青空と
2/10 18:19
HP
名:かな女性
sprout芽ができたのをこの眼で見たこの眼で芽ができたのを見た見間違いかもしれない
嘘八百のこの世界で見たことだから
ある日道を歩いてたら
落ちていた一粒の種
「それは芽吹くことのない種。生長することのない種。」擦れ違った老婆にそう言われた
俺はそれを聞き入れたにもかかわらず
迷わず種を土の中へ
そのあと水のシャワー降らせて
種が起き上がってくるのをひたすら待ってた
あの老婆はあぁ言ったけど
あぁ言ったさあの老婆は
あれは嘘かもしれない
嘘八百のこの世界の人の言うことだ
丸い月を眺めてれば
どんな拙い嘘さえも
本当に思えて来る 嘘を信じない自分がいる
人は生きて風は吹いてる
人が死んでも風は吹いてて
俺が死んだらこいつは芽をだすのか?
こいつには俺がついてなきゃな 誰が水をやるってんだ
それが今やるべきことだ
それが俺の存在理由だ
もうすぐ種もでるだろう
きっとそれは確かだろう
嘘なんかじゃない
こいつには俺がついてるんだぜ?
それが俺の存在理由で
今はお前の為に生きようじゃないか
嘘八百なこの世界で唯一の真実の為に
嘘八百なこの世界でいい
早くお前に会いたい
2/10 17:08
名:あや子女性
象の飛んで行くほうへ突き抜けるような空気感に
翻弄された日曜日
象の飛んでいくほうへ
アルミニウムのリズムとともに
芯の折れた鉛筆で描いた
楽園が空中で飛び散るから
僕の隠し持ったナイフは
時に気圧されたジョーク
砂が目に入って痛いんだ
僕をまっすぐに見てくれ
平衡を失ってはじめて
旋律になれる夢もある
小手先の希望を逆手にとって
笑う老婆をたしなめながら
象の飛んでいくほうへ
煌きに満たない楽園へ
2/10 13:21
HP
名:美相 紅鶴水、に月ーーー
こん な に 。
こん なに 。
近くに居て いい の ですか ?
疑っている わけでは ないけれ ど。
信じ られは し ない。
[ 枕元に立って貴方の寝顔を柔らかに見下ろして ]
涙の 出 ない 乾涸び た この 殻ダ 。
手放しで 意志の疎通。
あなたのため ここまで いきてきた 。
あなたは あたしを わすれるで しょう か 。
___
2/10 12:19
名:真咲電話何気ない言葉で
込み上げてくる感情に気付く
嬉しくなって
ついつい笑顔が零れたり
なんであなたかな
あたしをこんなに
しちゃうのは誰でもないあなた
心はどこをさまよう?
あなたの瞳(ヒトミ)の奥の奥
本物になりたかった?
あなたの瞳(メ)に映りたかった
会えないのが寂しくて泣いてるんじゃなくて
聞こえる声が切ないだけなの
2/10 7:55
HP