Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ3634 2011/11/21 19:33

唐カゅ
女性

何も聞こえない


何も見えない


けれど闇の中にいるわけじゃない

暗くもなく明るくもなく


きっとそれは、


あるいはきっと、


なくしたはずの、
[今日の空模様は?]
吹雪
11/21 19:33

桃武
「思い出」
どこまでもつづいてゆく小川
光とあそぶ、はだしの少女
ぼんやりとながれてゆく風景

ちいさな魚がそらをとぶ

息をとめてあなたを思った
丘のむこうで、この空のどこかで
あの日と同じ姿のままで
風にふかれているあなたを
ふるえるほど感じる


やぶれたバスケットの中に
ちいさなギンガムチェックのスカーフ
あなたにおくるはずだった
あのブローチがみつからない

思っても
思い出せない
11/20 9:14

塔Nルミンシタ
ポンポコ
    
風が吹く
岩ダヌキ
風を待つ

ぽんぽこ
ぽぽぽぽ
ぽんぽこ

.
11/18 20:11
HP

祷I口◆ahTM
散歩


年末のアメ横は幾分か湿気を含んだ空気に包まれていた
空のトーンはまるで白黒写真
終戦後の昭和の街

見たこともないのにそこにいた記憶がなぜか蘇る気がしてこの街を歩いていた

湿気を含んだ寒さの翌朝には間違いなく霜柱が道端におりる事になる

東京は寒い街だ

東京の北風はかんたろう

たき火に当たろうか?
当たるまいか?

半ズボンの少年はしばらく迷っていた


同じ体で生きて越せる年の瀬
酒と米は手に入った

見渡す限りの関東平野の東の果てに
鉄道で家路を辿る

水を沸かした湯舟に浸かれば疲れなんかも吹き飛んでしまう

ここの温泉のお湯は黒い
海も川も水は熟成したウィスキーのような色をしている
もう汚れている分けではないんだ

昭和以降色のつきはじめた真冬の空

悲しみの色
喜びの色

師走の白黒写真の記憶
心臓の痛み

靴音

雪解け

ニルバーナ


この街を歩くのはただ私ひとりなのだ


[今日の空模様は?]
曇天
11/15 3:39

悼 紫乃
A××
だらだらと
詩にはほど遠い
愚痴と悪口
着ぐるみにガムを付けないように
気をつけましょうね
そんな時は亀の子たわしで
…してはいけませんよ
着ぐるみはこれからの季節
大活躍するから
ちゃんとメンテナンスを
11/8 20:06

棟ョ
男性
疑が一つ.終が二つ
煮え切る言葉
冷え切る感情

求めは不信へ
説くも蔑ろ
夢僅かに聞こえし
幾多の記憶

抱いて探す無の現状

またね

最後と知り得ず呟く
笑みの裏側哀しき雫

只知りたかった

それだけだった
[今日の空模様は?]

11/5 22:19

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