╋ 蒼過ぎる水溜り ╋

過去ログ39 2004/3/16 13:55

名:卯学
女性
『煙』
白く薄揺らぐ煙が
僕の目に
膜となって張り巡らす
蜃気楼みたいに
ゆらゆらした世界が
ぼんやりと覆い尽くす
嫌いな人も
触りたくない物も
不浄な街さえも
線が曖昧になって
僕は安心した
全部が曖昧になれば
白も黒も
意味を成さなくなるからギスギスと
神経を尖らせなくても
平和に
僕は街を歩けるんだ

そして

僕は空を見上げた
ぼんやり歪んでいて
嬉しかった。
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HP

名:心
女性

何故 何故 何故‥ 

頭と心が
別々の私を造り出す

考えても
悩んでも
答えだしたつもりでも

また
同じトコで立ち止まる

走っても
隠れても
私の後をついてくる

まるで影のように

迷いは
拭い切れぬままに

答えを見つける
その時まで

逃げ隠れせず
向い合うょ

迷いと言う影と…。
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HP

名:捺月来邪◆GW0A
男性
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青い空
白い雲

建物の屋上
僕と君
建物の下には
群がるように多くの人
僕と君の後ろには
群がるように多くの警察
僕と君を止めようと
怒鳴り声と悲鳴
僕と君は
手を繋いだまま目を閉じた

青い空
白い雲

飛び降りる寸前
君を抱き締めて
君を突き放す・・・

君は
屋上に倒れ
群がる警察に抱き締められた
僕は
空中に投げ出され
君の悲鳴を
周りの悲鳴を聞きながら堕ちてゆく・・・

青い空
白い雲

愛しているから連れて逝きたかった
愛しているから連れて逝けなかった

青い空
白い雲

最後に聞いたのは
君の悲鳴
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HP

名:夢夜
女性
欠けた心
空腹を満たす食べ物が失くなりました

だからコンビニでパンを買いました

喉の渇きを潤す水が出ません

だから水道料を払いました

体を綺麗にする石けんがありません

だからドラックストアーで新しい石けんを買いました

買えるものは全てかいました


あなたが隣から去って行きました

心が満たされません

だから私は町を捜し回りました

でもあなたはどこにもいません


いったい私はどうしたらいいのでしょう
3/14

名:ボビー
ちっく
春だよ

春だね

おーい、春よー

おーい、春だよー

ふふふん、

んふふん、

、んーーー

わあーーー

ひゃーーー

ゆーーーん、


春の風
春の中
見違える秘密も
桜色に染めて
髪を透く唇を
愛してしまう春が
どうやら君を
アリスにさせている

まどろっこしい土から
芽吹くまでは
耳が垂れてるんだ
いろいろ聞きたいことばかりなのにさ
今は太陽の御挨拶に君は聞き惚れているようで


春だね

うん、、ふふふ

何さ

なーーんにもー


イェーーーイ

ズルーイ


イェーイ

イェーーーーーイ
3/12

名:笑子
ヴァニラミルク
太陽の君は
凍結にある私と逢えば
どんな反応を起こすか

爆発が相応しいか
反発が相応しいか
それとも
バニラアイスとホットミルクみたいに
融合が相応しいか


摂氏36度の灼熱と
摂氏36度の凛冽と


君さえ許せば試したい
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HP

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