∽ 僕らの排気ガス ∽

過去ログ402 2005/3/23 13:54

名:ひろ
女性 東京
砂漠の心
悲しみと同居する心は
未だ渇きが取れず
潤いの水を求めていた

渇きを癒すため
荒れた土地をさ迷う
此処には潤してくれる水なんて無いのに
見当違いの場所に
心を堕とす

その場所に安住の感を覚えようとも
馴染める筈も無く
心は一層渇きを訴え
涙すらも流れ落ちない
涙となる気持ちさえも
心には存在しなくなって行く

そして
心には大きな穴が開く
やがて潤いの水を得たとしても
穴の開いた心には
渇きを癒す水も溜まるわけも無く

悲しみを増していく
渇いていく

本当の安住の地
それを求めて
尚心は渇いて行った
3/23 13:54
HP

名:Piece
男性 19歳 千葉
Dior
〜Dior〜


夕暮れ時に 踏む夢の大地は 流れ星に身を任せ


欲望に埋もれた僕と 嘘では無い戯言


甘い言葉は 深く刺さり この場さえ 上辺を飾り


また いつもの非日常的な毎日を歩いた


孤独との共存共栄は 少年時代から呆然とそこに立って居た


もう光らない靴 光らない髪型 光らないスーツ 光らない僕

と悲観的に観た客観的な主観が 笑う


ただがむしゃらに 突き進んだ16歳の冬に 行きずりの空気が 僕を包む


笑え 笑え 指差し笑え

社会に見捨てられた いや自分ですら気付けない自分は 浅い表面の深くに刺さる
飾らない言葉に価値は無く 泳がなければ沈むプールが足早に

僕を見放す

グラスに注ぐ 静かな孤独


しかし また繰り返す日々が僕を締め付ける

窓の外の鳥

窓の中の鳥

壊れた時計が刻む時刻が僕に告げるのは

欲望に埋もれた僕と
やはり

嘘では無い戯言
3/23 6:59

名:芯
女性 18歳 北海道
青いピアス
ずっと 左胸が苦しいよ
こなし切れないたくさんの
たわごと
溜めつづけて一体
どれくらいになるだろう
好きで 好きで
今も好きで
こんなもの
もう 一人じゃ抱えきれない

鼻をすするその癖が
ひどく恋しくて
何でもないような顔で
また明日 現れるんじゃないかって
今でもまだ期待する

まだ頭に響く
リアルな声
ふり払って 振りほどいて

ぐっと耳に針を刺すよ

強く縮む心にせめて
涙流したまま 君を想うまま
揺らぐ心隠して


ここにとどめる
青いピアス

いまよりも
もっともっと

強くなれるその時まで
3/22 15:56
HP

名:コーヒー嫌い
男性 23歳 大阪
届きますか?
アイボリーの手触りの手紙
ラメを降らしたようなザラ目が気に入ったレターセット
便箋を封筒に入れて
あなたの住所に投函しました

昔、集めたっけ
切手。
裏を舐める度胸のない僕
糊は必要最小限

馴染みあるノスタルジックな地名にあの頃を繋げて遊ぶ
見つけた約束の記憶

懐かしさのあまり投函しました、手紙

無邪気な約束より遅れること1年と10ヵ月

あれから少し大人になって書いた手紙、届きますか?
かなりの遅刻でも
届きますか?
[これからの予定]
寝ます。明日は休みなので。
3/22 4:51
HP

名:鈴之音聖歌
女性
遠退く指先
甘いシロップに溺れて
思わず目を閉じました

ねぇ
貴方はそこに居ますか?

いっそ捉えたいと
願望は欲望へと変わる


と ろ と ろ

流れたシロップは甘く
思わず泣いてしまって


『 貴方が恋しい 』


どうしても言えない言葉

嚥下して嘔吐した戯言に

私は泣くしか出来ません


泣くしか

出来ませんでした
3/22 2:33
HP

名:美穂
目が覚めたら
寒い冬が
通り過ぎて
春が駆け寄る

桜の木が
一年の成長を
確かめるように

ゆっくりと
伸びをした

青空には
届きそうにないけれど

厳しい季節の後
見上げたときに

『おはよう』と
言う相手のいる幸せ

また出会える幸せ

噛み締めていこう

今年も
『おはよう』の気持ちが街中に咲いていく
3/22 1:25

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