╋ 蒼過ぎる水溜り ╋

過去ログ42 2004/3/25 16:32

名:美璃
女性
羽根
くだらない愛を

また此処で叫ぶ


優しさを閉じこめて

あの花は眠る


頭上を飛ぶ燕の羽が

堕ちた。


震えた躰は

それに手を伸ばし

共鳴する。

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HP

名:卯学
女性
雨の唄
眼を塞げば鮮やかに
君を思い出します
青空の向こうで
絶望唄を口ずさむ君を
褪せる事無く鮮明のまま一寸の狂いも無く
思い出せます
君に届かなかったこの腕の喪失感も全て
僕は刻んでいます
声を呑み
絶望唄を奏でた君のその巣喰う夜を
朝靄の様な蜃気楼で見落としてしまった事も
繋いだ指先が
酷く震えていたのにも
僕は眼を逸らし
孤独唄を奏でていた
君を最期に振り払ったのはこの僕だった
君と空に溶ける事を踏み留まった僕
この断崖で降り止まない孤独と絶望に濡れ
君の奏でていた唄を
ずっと紡ごう
瞼を塞げば
あの日の奏でる君が見えるから
ずっと紡ごう


僕が何時か君に紛れ
空に
溶ける日迄。
3/25
HP

名:ミキコ
欝とエアーガン
踏んでしまった第六感、爪先から羽ばたきだした蝶の列が、
俄かに騒ぎ立てる頭の中で点滅しては消えていく。
実体の無い影に恐れる訳がないのだから、
実態に恐れが増すんだよ。
スコールに塗れてさ、
指先の凍えは影を拾う。そんな事でもやってなきゃ、来るんだ。

あの、愛って奴さ。

赤い脈を辿って、目の裏側で子宮がくしゃみをするんだ。
エトスが傾いて震える。

五月の蝿が鼓膜の裏で訝しさに足を止めるから、
第七感の到来は波紋を刻んで、浮き立ったアドバンテージ。

私に、では無く。

もう何だか解らない紙幣の手触りは、更に窮屈にさせる皺に刻んで?
と、ひとしきり欝。

まるで意味を成さないね、研いだ感だけを噛み砕けたら…
なんて事は、欝。
当たらなきゃいいんだよ。

それでもこの、
忌々しい子宮はくしゃみをする。
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HP

名:笑子
ジュース(共有)
ジュースを
体に
こぼしたら
甘い
においに
むせるのよ

だって
あなたに
こぼしたら 甘い
においで
むせてたの
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HP

名:nana
女性
No Title...
キミは知ってる?

私が昨日 手を火傷した事


キミに言ったっけ?

また痩せたって事


沢山話したい事があって

けれど、帰る場所はもう無くて


そうなった時は 本当のサヨナラですか?
3/24
HP

名:ボビー
春に寄せて



鳥帰る
夕ぐれにけり
一羽染め



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