∽ 僕らの排気ガス ∽

過去ログ452 2005/4/23 20:31

名:修聖
JUKE-BOX
(おまえは躊躇いもしないで俺の掌から硬貨をもぎ取れば)投下したJUKE-BOXは(光り輝く!)街のネオンを反射した車のホイールが(回転する)レコードを無垢に(見つめる)おまえの形の良いHIPに(HOPした)段差でうれしそうに(叫ぶ)ようにサイレンが(通り過ぎてゆく)日々をおまえは気にもとめずに(手を振って)人混みの中をかき分けて(走り寄るおまえに)もう一枚だけと握らせた硬貨(を指ではじいた)先を目で追うと星空が目眩するほどに(輝く!)JUKE-BOXに酔って凭れて(ごらん)夜が燃えている(花束を)放り投げた(最上階)から深海を(泳ぐ)等身大のナポレオンフィッシュが(指輪を)くぐり抜ければ(音)がフィード(バックして)消えてしまう(瞬間)にブレーキを踏んだ俺は(靴音だけが響かせながら)迫るような夜空に向かう、喉が渇く、鼻から冷たい夜氣を吸うと、頭が痺れた、一足遅れて暗闇に立つおまえの露出した肩が冷たそうだった、吐息が白い、目を合わせずに、綺麗ね、とだけ云って、俺の傍を通り過ぎた、香水が漂うあとから、後ろ姿を見ている、煙草に火をつけて、ゆっくりと吸い込んだ、よけい喉が渇く、紫煙に目を細めながらゆっくり見上げると、星が(戦慄いた!)柔らかい唇が重なる(手と手を握る)ハンドルを(回)るレコードがゆっくりと(速度を落として)止まる(呼吸)と速まる心(音)を抑えきれそうにない、落ちてきた硬貨は俺の掌からはずれた
4/23 20:31
HP

名:わかば
袋小路
行き場を失った感情が飽和して
ノックする

次の瞬間
私は泣いていた
泣いていた

だけど
キミが空を見ている間に
ぬぐってしまったので

何も伝わらなかった

伝わらなかった

すべてが自分の責任でも
割り切ったふりして
落胆する

エンドレス袋小路
袋小路

ポーカフェイスの痛い子供

すりむいた傷さえ
治せない

私は子供
[これからの予定]
夕飯だー
4/23 20:19

名:綾瀬ぁざみ
女性 16歳 宮城
籠の鳥
叩きつける雨 君は俯いていた
消えることのない傷跡かばうように…

濡れたアスファルトの上、歌を奏でた
繰り返す季節(トキ)の記憶をたどりながら…

春夏秋冬 ずっと僕は籠の中
自由に君に触れることすら叶わない
存在理由 何故僕を繋ぎ止めるの?
叶わない想い 願い 夜が更けてゆく…
[これからの予定]
初投稿デス★☆ 私ゎ歌手を目指してて、イィ詩を書ける歌手になりたぃと思ぃます(*≧x≦)ノ
4/23 20:17

名:蓮
男性 17歳 北海道
銀玉(ぎんぎょく)
ずっと見上げ続けた宝石
手を伸ばせば手のなかに納まる

幻想

自分のものだと疑いもせず銀の光にほほ笑みかける

彼女が零した涙

銀の雫

月の涙

幻想 現実 声 光

掴もうとした宝石は今

この手に

抱き締めた 不意に漏れる銀の声

幻想 現実 声 光

全てはこの腕の中に
[これからの予定]
作詞かなぁ
4/23 20:00

名:    

遠隔操作で爆破可能

地雷つきの甘い菓子

それは二度とは戻れぬ地獄道

彼の地は尊敬すべき宝の地

この地はもはや腐臭の地

希望も期待もたかが知れ

慈悲などなければ爆破可能

善意に悪意で返すこの地の背信者

どうなるのかを知るべきだが

二度と戻れぬ地獄道

なかなか慈悲が邪魔するが

この地を送る理由はある

もう少しで敵と確定

善意に善意で返せぬのなら

慈悲など敵にかける理由もなく

ただ淡々と地の底へ送るのみ

永劫の地の底に墜ちてから

後悔しても全ては無駄
4/23 15:17

名:ちぃ
女性 17歳 北海道
八月の梔子(クチナシ)
きのう遊んだ野っ原も
喧嘩しながら歩いた畦道も
みんな何処へ行ったんだ

西瓜を食べた縁側も
かくれんぼした裏山も
みんな何処へ行ったんだ

母ちゃん
家も、畑も、牛小屋も
みんななくなってしまったよ
母ちゃん
無事でいるのかい
どうして帰ってこないのだい

僕は叫び続けた
他にどうすることもできなくて
僕は歩き続けた
当てなど何もなかったけれど

父ちゃん
この声が聞こえるかい
遠く離れた空の下
僕は一人ぼっちだよ
父ちゃん
この姿が見えるかい
遠く離れた空の下
僕は途方に暮れている

真っ白な梔子の花が
八月の日差しに
微かにきらめいた
お前の沈黙は
僕を余計に寂しくさせるよ
4/23 11:00

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