ベストセラー100選
∽ 僕らの排気ガス ∽

過去ログ517 2005/5/20 21:48

名:ゆう
夜明け
沈みゆく太陽
人はそれぞれ
帰る場所へと
流れてゆく

藍色の夜空に
星が輝く頃
帰る場所のない
想いを抱いて

届くはずのない
願いをそっと囁く

僕の隣に来て
孤独なんて
幻だと言って
抱き寄せて

繰り返す毎日は
色褪せながら
諦めだけ残し
また夜明けを運ぶ

差し込んだ朝日は
僕を責めるように
眩しく光り
影を作り出す

同じ場所へと
たどり着く迷路
昨日より苛立つ
気持ちの捨て場所を

探しているのに
どこにも見当たらない

僕の心を見て
痛みさえも
幻だと言って
抱きしめて

繰り返す悲しみは
色褪せぬまま
傷跡だけ残し
温もりが遠くなる

僕の隣に来て
孤独なんて
幻だと言って
抱き寄せて

繰り返す毎日は
色褪せながら
諦めだけ残し
また夜明けを運ぶ
5/20 21:48

名:★
ルール
僕たちは力の支配する世界で生きている

中には

力で多くを手に入れ、やがて力に支配される者

力に殺される者

力を求めるあまり我を失う者

力の世界で四苦八苦しながらなんとか生きる者

力を程度良く扱い生きる者

力を持たず逆らわず、生きる者


力ってなんだろう

力の在り方が変わるなら

全てが変わるのかなんて

淡い夢を抱く自分がいる

なんだかんだって言ったって

進むことはやめられない

停止は全ての終わりが始まるにすぎないから

それは

今までの苦悩の泥の中で窒息するのと変わりないだけ

だからただ進むだけ



5/20 20:14

名:煩悩花火
河川敷にて体育座り
耳たぶに
赤色てんとう虫
座りこんで
思案にふけっている

俺はただ
されるがまま
銀色の川を眺めて


今日は金曜日だっけな
土曜日の気持ちだった
恥ずかしい
[これからの予定]
客観的にナイターをみる
5/20 19:23

名:朔

君の指に触りたい

消している光を
僅かな壁の隙間から
君の指が探り当てる

決して居ない誰かを
僅かに絞り出す声で
君の指が探り当てる

君の指に触れたい

残酷な空の彼方へ
遙か指を伸ばすけれど
君の指には届く筈もない

遠い空が堕ちるならば
僕の指と君の指が
僅かでも触れる事もあるのか

君の指に障りたい

残虐な君の指が僕に届く日
5/20 19:18
HP

名:空木
「血嗣」
忌まわしき此の躯

滾々と流れる血脈

逃れ無き其の理は

自我さえ奪い獲り

役目だけ享受する

隔された住まいに

朽ちて逝く意識と

届かぬ叫びと涙に

刹那の時を唯縋る

救い無きと悟るも

止め無き此の願い

苦衷闇に堕ちるまで
5/20 19:17
HP

518516

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