ベストセラー100選
∽ 僕らの排気ガス ∽

過去ログ541 2005/5/28 8:41

名:キーつつき
男性 65歳 千葉
星に吼える
交えて貰いし老人一人
うたにも成らぬ駄み声で
遠吼えぼうぼう吼えて居る
今暫くの御忍耐を
今暫しの御容赦を
5/28 8:41
HP

名:シロ
男性 20歳
再びの旅人
そして始まった
もしかしたら終わりに近づくための物語
語り継がれることもなく錆びれていく
この世界で唯一の偽りのための物語


預言者が告げる言葉など戯れ言に過ぎない
まして少年の声は賑わう市場の中に掻き消された

途方に暮れた先に黒衣の男は
縋る少年に耳打ちすると砂塵に溶けてゆく

荷物など必要のない旅立ちを決意し
母の残した温もりと父の残し僅かな銀貨
胸に仕舞い込んで目指すは奇跡の待つ約束の地

七つの海を越え 五つ大地を踏み締め
数えきれない程の国と人と優しさを知っては
また悲しみと苦しみと憎しみを憶えた
老いた預言者は再び聞くのは忍び寄る終焉の足音だけ
この世界ではない何処かの果てに佇む独りの老人
目の前に広がる光景は昔 人混みに散った叫びのままで
重くなる瞼が落ちる瞬間に見えた人影
屈み込み居るのであろう少年に囁いた
「ここは何も無い 有るとすれば迫り来る破滅だけだ」
脆くなった身体が砂に成って風に吹かれた


そして終わった
もしかしたら始まりのため物語
語り継がれることもなく錆びれていく
この世界で唯一の彼らだけの物語
5/28 4:28

名:5/9
18歳
I believe
もしかしたら‥
なんてまだ期待してる

愚かだと知ってる

この先に
僅かでも光が射すんじゃないかと

保証なんてない

幻みたいなものを

信じてる

信じてる

信じてる?

そしてかろうじて息をする
5/28 2:50

名:百合
無題
ぬかるんだ道を
一歩一歩
足を押し込むように
歩く
あなたの上を歩くように
進んでいく
あなたも私の足を捕り
私を
離そうとはしてくれないのかしら
5/28 2:37

名:煉
追悼
儚い幻想
失い虚ろ

溢れた涙
流れた心

決して消えない
悲しみの記憶
消して来得ない
貴女との記憶
喪失に知る
大切さ

それでも歩く
虚ろな世界

それが貴女の望みなら
それが僕の運命なら

やがて訪れる
再会を糧に

がんじからめのこの体
いつか解き放たれる
その時を糧に


待つだけでは
何も得られない

向かわなければ
何も変わらない


そして言う

君を見つけたその時に

何度も繰り返した
あの言葉


「   」


例え
言葉に成らなくとも
[これからの予定]
やっぱり睡眠
5/28 2:18

名:喜義
男性 28歳 東京

薬も効かない

疵も逝けるほど深くはない

寒い

寒い

暖めてなんて思わない

どうせすぐに消えるぬくもりだから

焦点を失った瞳は何を見ているのか

感覚の鈍った心は何を感じるのか

暗い部屋の中に

莨の煙だけが

揺らめいている

効かない薬を増やして

疵を深くえぐって

眠れない夜を旅する
5/27 22:40

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