∽ 僕らの排気ガス ∽
過去ログ587 2005/6/16 2:42
名：美穂
女性
命の暮らす場所
「時間とは何かね」
笑いかけて
閉じた雲
町のひとつひとつが
影に塗りつぶされ
無音の空間に
編み込まれていく
赤い車も
青いＴシャツも
息を止めて流れ
私の口笛も
音楽を知らない
ベランダに腰を掛けて
問い返す
「時空とは何かね」
ポケットで掴んだのは
溶けかけのいちごキャンディーと
萎れた腕時計
内側のほっぺにはりついた
淡い甘い初恋に
秒針は時を唄いはじめた
見えてくる無限の一秒空間に
愛しくデコピンをくらわした
6/16 2:42
名：華蓮
女性 15歳 静岡
タビビト
私たちは
死ぬまで歩き続ける
その道は
けっして真っ直ぐじゃない
曲がりくねっていたり
道を間違えてこともある。
行き止まりにだって辿り着いてしまうこともある
厳しい登り道に疲れ果てて
座り込んでしまうことだってある
そのたびに
私たちは振り返って
果てもない空を見上げて
そしてまた歩きだすんだ。
それはまるで旅のよう
だから私たちはタビビトなんだ
[これからの予定]
…寝ます。zzz…
6/16 1:02
名：ヨヅキ
女性 16歳 岡山
ゆらゆら
私が特別扱いをされているのゎ
分かりきっているコトで
今更どうしようも出来ない
ただ愛想笑いを振りまいて
ただ周りに合わせて
ゆらゆら弱っていく身体
本当ゎ
ココロかも知れない
6/16 0:36
名：檀
ぜったいほんと
あのね、おかあさんがゆってたの。
ひこーきぐもができるのは、
とおりすぎるだけのひこーきが、
ここにいたんだよぉー！
ってゆう、しょうこをのこしてるからなんだって。
ほんとだよ。
おかあさんがゆってたもん。
[これからの予定]
中央線にゆられて帰宅です
6/15 21:20
HP
名：白髭
男性
破戒
己が精神の内側に
知らず知らずのうちに
形成された人工の神
苦しき刻には縋りつき
愚かしくも偶像崇拝
何時しかそれに翻弄される
刮目して見定めよ
我は我がためにのみ生き
我を生かすは我のみで
我が道決めるも我のみなり
尊ぶべきは己自身
神を殺し仏を砕き
利己心を糧に貪欲に
己のために歩き行く
6/15 20:39
名：喜義
男性 28歳 東京
石
暗い道の途中
うずくまっているボクの肩をたたき
言葉を
あるいは笑顔をくれるヒトたちに出逢った
だがしかし
そんなヒトたちと接したとしても
そのヒトたちの人生にボクは
何ら影響は与えない
自分たちの道にいたであろう
ほんの小さな石ころ
蹴り弾くコトも
無視して先を急ぐコトもできた
そのヒトたちの汚点
それは
ボクを見つけてしまったコト
今そのヒトたちも
一人
また一人と姿を消し
ボクは再び独りになった
そして思う
此処はボクの
唯一つの居場所で
とても居心地がいいと
6/15 20:29