∽ 僕らの排気ガス ∽
過去ログ744 2005/8/20 19:55
名：よっち
女性 25歳 鳥取
ナイフの秒針
あなたは 多分 ナイフ ナイフの秒針だった あなたに からみついて あなたを求めて あなたの答えは からっぽで 時間だけ刻まれて 私の時間はしらぬまに 引き裂かれて血まみれになってた 泣いて心臓がとまりそうになった 痛くて 痛すぎて 眠れなかった あなたの言葉が 仕草が みな 私を引き裂いていく あなたに そばにいてと叫ぶ 私の 時間はもう 形もないのに 私は今 どこにいるの 私は私を どこに捨ててきたんだろう ひとりぼっちで さがすには むごいほど真っ暗な こんな道の どこに いけばいいの？
8/20 19:55
名：よっち
女性 25歳 鳥取
ハイエースの窓
安ホテルの 狭い部屋に 配達される 女 受け入れるだけの 女 あなたが 私にしたことを みんなみんな 体に きざんでいく あなたのしたこと あなたの吐いた息 これと何が違う？ 私は あなたの 見慣れた体に みしらぬ人の 欲情を塗りたくり 姿をかえていく ひわいな言葉 さげすみ 知らない男の排泄物 私をうめていく でも どれも あなたほどに 私を 傷付けることはできなかったんだ ハイエースの 黒い窓にさえぎられて 街は 色も時間も 失ってく 私は 息をしている 行き先も 帰る場所もない ひとりで ただ 息をしている
8/20 19:11
名：ポポス
パンク
抱え込めるだけ僕の両手に沢山のものを詰め込んだ
なのに僕の心は一層に渇いて行くばかりで
砂時計のようにぽろぽろと、
満たされない欲求は日増しに増え、
奇声を上げる
堪えきれない欲求は、いつしか何かを破壊する
唯きっと、
僕に足りないのは君の愛なのだと…
8/20 18:54
HP
名：アバンドン
マジカル
すると、僕は小さくなった
僕に付いていた毛ジラミは
僕より大きくなり
僕は毛ジラミに踏みつぶされそうになった
ノミはわざと僕の目の前で空高くジャンプしてわざと僕の目の前で着地した
風圧で僕は吹き飛んだ
8/20 18:14
HP
名：美相 紅鶴
『 ４ U 』
＿＿＿
咲いては 散るけれど
あなたに おくるもの
笑っては いるけれど
あなたは とおざかる
知っては いけない物
花に涙 声に刃 夢現
＿＿＿
8/20 17:39
名：空木
「四谷」
流行病で出来た醜き顔
婿出来ぬと思ったのに
貴方は如何して私の顔
直視出来るのでしょう
爛れ崩れ歪む此の顔は
化け物でしかないのに
思い遣り故に裂かれた
縁再度結ぼうと思わぬ
然れど不器用で優しい
貴方を想い唯逝きます
嗚呼うらめしやと思い
嗚呼いとおしやと思う
貴方が私の枯れた骸を
抱き寄せながら彼岸で
私達は漸く嗤い合えました
8/20 15:35
HP