ベストセラー100選
Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ793 2005/9/10 12:19


男性 29歳
スケッチ
「あなたのコトなら全部分かるわ」
と彼女は笑った
僕は背中で嫌な汗をかき、呼吸を整える
焦るな
まだどれがバレたのか分からないじゃないか
僕はそっと秘密のリストを頭に並べ、危険な人から順に言い訳を整理し始めた
僕の頬に冷ややかな彼女の手が添えられた
思考が止まる
もう全部話してしまうしかない
あぁ何だ!!そっちのコトか!
[これからの予定]
妄想
9/10 12:19

灯マ悩花火
残暑
部屋であぶられ
ひからびている俺に
追い撃ちをかける
アブラゼミの生命の叫び

それは
マシンガンのように
止まぬと思う

これは決して
反戦の詩ではなく
これは
セミと俺と残暑の
生命の叫び
9/10 5:48

桃D詩
停滞期ならば
不器用だった。
何気ない言葉に傷ついて
それでも深く愛を求めるから
焦りすぎて歯車が軋みだした。
気付いたときには手遅れで
ただ壊れるのを待つしかなかった。
自分の無力さと不器用さに呆然とした。
もぅ少し大人だったら
君と同じくらいに成長できていたら
歯車を直せてたのかもしれないと
涙よりも薄笑いが先にでた
まるで自分の頭だけが
初めからすべてを知っていたように
でなきゃこんな状況笑えない
[これからの予定]
テレビで夜更かし
9/10 2:24

唐い
女性 19歳 愛知
My Dearest…
ねぇ聞かせて
最後に何を思ってた?
ねぇ…なんで
急に消えてしまうの?
何も言わずに

勝手なんだよいつも
どこに行ったの?
あたしも連れてってよ
あなたから離れたくないの

明日は永遠の約束を
交わす大切な日なのに
指輪を残したままあなたは旅立って行った

たとえ姿が見えなくても
初めて愛した人だから
あたしの中で生き続けると永遠に誓って

あなたの眩しい笑顔が
今でも胸を締め付ける
これだけはずっと覚えてて永遠に愛してる
[これからの予定]
寝ます(ρдー)Zzz…
9/10 1:16

5/9

そっと踏みにじった
 君の純粋な気持ち

私は少し 余計なことを
知り過ぎたのでしょう
9/10 1:07

鄭ge
女性 17歳 埼玉
鳶色
戦後の世界を

鳶色



表現した詩人がいる

雀の弱さよりも
鷹の強さよりも

旋回する鳶の羽色に
世界は近いのか

ヒューイと笛の音に似た
甲高い音を響かせて
気付けば森へと姿を隠し

それは枝に降りたのか
それとも地上に落ちたのか


それは誰にも分からない
いや
誰もそれに興味が無い


ちなみに
平和ボケした東京の
一女子高生の私には
鳶も鷹も
同じに見える
9/9 22:44
HP

794792

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