╋ 蒼過ぎる水溜り ╋

過去ログ90 2004/9/29 17:49

名:ゆう
男性
風になる日
深い闇に包まれた
静かな夜は
月の光さえ雲間に
遮られている
見えないものは何?

遠く離れ暮らす君
会えない夜は
愛の言葉だけ抱きしめ
時を過ごしてる
大事なものは何?

窓をそっと開いて
見上げた空に流星

淋しさや切なさが
大好きだって感情
追い越してゆく

ひとりずつの胸の中
抱きしめ続けた
恋しさを愛しさを

今夜もう一度
月が雲間に隠れたら
空に向かって
解き放とう

やがて君の住む
遠い街に向かって
この想いが風になる日

淋しさも切なさも
吹き飛ばして
耳元で愛してると
囁くから
9/29 17:49

名:啓
女性
黄昏る空と掌
歌が聞こえます。
微かに。
途切れ、途切れで記憶の様

金色の野でしょうか
茜色の空でしょうか
緋色の花でしょうか
なんて幸せな、これは夢?

赤が見える。

いつかの懐かしき日
君はだれですか?
こんなにも美しく
鮮やかに朽ちた思い出。
朱い蜻蛉
風はセピア

懐かしさと悲しさ隣り合わせ

これは涙ですか?
頬を伝います。
全てを拭う この優しい手は…

ああ。
温かさは思い出したくなかった。

やけに煤けたノスタルジィ
9/29 15:09

名:ナカムラ
偏屈な愛煙家の臨終
幸せな男の話をしよう
今は昔の
偏屈な愛煙家の話だ

彼には妻が居た
それはそれは美しい人だった

『貴方様がお好きだった
 ゴロワーズ
 あたくしは終ぞ
 愛せなかった』

彼には恋人が居た
頭の良い美しい紳士だった

『君が好きだった
 ジタン・カポラル
 我輩は最後迄
 好めなかった』


彼には愛人が居た
流れる黒髪の美しい男娼だった

『貴殿の好んだ
 双喜・紅双喜
 私が終局を迎えても
 厭ったそれ』


手向けの花束

愛した紫煙


辿り着くはもの云わぬ死


浮気な愛煙家

真剣な喫煙者


「あたくしは」
「我輩は」
「私は」

「それでも愛して居たのですよ」


男の最期は

そうして幸せなものだった
妻と恋人と愛人と

三つのたばこと


最愛のものたちに囲まれて彼は召された


今はもう 昔のお話


そして続く
きみのお父様の 話


長ッ。
すんません・・・。
9/29 13:00

名:†Rabbit eyes†
男性
悩み事
君はいつも笑ってるけど。
僕にはその笑顔がつらいよ。
君は何も知らない。君の体はもう…


君を失いたくない。君がいなくなるのを黙って…
いつものように君に逢いながら
いつものように君の事を考えて…

【君はもう…】
この言葉を心の中に隠して。

【何で君なんだ…】
やりばのないこの思いを…
僕はどうしたらいいんだ?
9/29 7:26

名:魔夜姫
女性

この足をあげる
あの踊り狂う少女の様に 赤い靴が貴方の背中を追い掛ける
骨を透かす躰は貴方の扱い方を忘れられず
碧冷めた唇は貴方の名前を只々形採る

呼吸さえ受け付けないこの躰は 貴方の居ない日々を拒絶して居るのか

貴方を探して手招きをする
この聞き訳のない白い手をあげる
9/29 4:18

名:カアイ
キリ、ハレヌ
本を読み
映画を観
絵画を観
写真を観
音楽を聴く。

人間は、
何故そこまでして、
自分を主張し、
残したがるのか、、、と感じ考え思わざるを得なくなる。

内容ではなくて
その働き掛ける行為の多さに
驚く。

個人的なことを吐き出し尽してしまった奴は
社会的なことに
取り掛るだろう。

そういう前例は
数えきれない。

じゃあ果たして僕はどうだろう?
否定している様で
肯定すら出来ていない。
明確じゃない。


だって
生きているんだもん。

確信なんて
持てるはずないだろう?


ズルイよなぁ


だから
実存主義は
好きに
なれない。


矛盾を生きている。


解っている。
9/28 1:46

9189

掲示板に戻る