╋ 蒼過ぎる水溜り ╋

過去ログ91 2004/10/2 2:22

名:Lyrica
女性
オレンジの揺籃
蝋燭のあかり
染まるオレンジの部屋
漂う影絵は
ステンドグラスの虹

仄かな孤独
溶かしたガーゼ
零れた涙も
カレイドスコープの星

甘やかな朦朧に
淋しさを

揺れる影に
アナタの余韻を

淡い残像の
隙間に染みる夜×××
10/2 2:22
HP

名:ゆな
女性
深海魚
光が届かない
冷たい海の底で
さまよう僕は深海魚
真っ暗で右も左もわからないから
視力も必要なくなった
ほとんど物が映らない
この瞳はあってないようなものだけど
目玉さえないやつもいたっけ
もしも今光の元へ
無理矢理引き上げられたらなら
急な圧力の変化で
目玉がとびだしてしまう
ハラワタがとびだす事もある
船に上がった
瀕死の体に
容赦なく太陽は照りつける
僕を見下ろす黒い影が
舌打ちをして
網から体を
ひきちぎるように外す
再び海に落ちていく
ゆっくりと暗がりに
消えていく
遠くで鳴いてる海鳥よ
僕を加えて天の国まで
飛んでおくれ
10/1 22:55

名:If
男性
抱きし獣
暗く醜き
我が意志
もがき浅ましく

愚かしき
我が存在

我は我
故に
我を喰らい
我が心を蝕む

腐敗し荒れ果てた
我が意志

されど
安らかな光を見いだす
希望なのか
静寂なのか
暖かく満ち足りた
その光を

我は喰らう
我が破滅えと導く

我は光を与え
我が心に光を抱き続ける
10/1 13:12

名:ヤス
女性
不安
貴方の過去がやってきた。
過去はアタシには
恐怖。
過去はアタシには
訪れて欲しくないもの。
過去はアタシには…。

貴方を奪われていってしまう気がして。
アタシは貴方が思ってるほど強くはないわ。
アタシは貴方が思ってるほど器用じゃないわ。
アタシは貴方が思ってるほど世渡りが上手くないわ。


貴方の過去は逃れようとも逃れられないものですか?
それならば、
すぐに抱き締めて。
そうでなければ、
アタシはボロボロになって
なくなってしまいそう。
10/1 12:51

名:林檎
“…夢。”
『 寂しかったョ。』


君がいつの間にか消えて行ってしまった事が
…。

僕の胸を刺しました。
会いたい。
会いたい。

僕はそれから毎日夢すら見れない。
君と夢ですら会えない少しでいいんだ。
僕が眠っているわずかな間だけ…

ただ僕は今でも

―僕と君を繋ぐモノ
  が欲しいだけ―…

『温かい君との想い出 の中で,,ずっと浸っ ていたかった…。』

…笑っていたかった。…愛して欲しかった。
…。 隣りに居て欲しかった。

君に,
会いたい。
会いたい。

…ずっと,夢でいいから。
10/1 7:40
HP

名:ナカムラ
彼岸
徒然に、道連れに
貴方と供に参りましょう

構えた刄
付けた疵
遠く地獄の果て迄も

愛しています愛しています

生きるも死ぬも
まじりないもの

地に舞う気高き蟲たちよ
祝福を安寧を

褥を飾る花弁よ
朽ちることなく咲き誇れ


最期の吐息に口付けを
願う景色は唯一つ


血塗れ指を絡ませて


黄泉津比良坂

何処迄も
9/30 22:11

9290

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