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Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ927 2005/11/6 0:28


男性 29歳 愛知
フシダラ
小さな舟たちが闇に軋む

シーズンオフの寂寥感が港を包み
ホテルのラウンジにも旬とは呼べない人たちが溢れている

逃れるようにやって来た鳥羽

真珠の町

街灯に紫煙を吹きかけ
動きのない世界にも風が密やかに乱れているのを知る

ここから君までどれぐらいの距離があるんだろう

時代すら違う空気を吸っている気がする


それでも僕は祈ろう
無反応な沈黙に侵されながら
この宇宙の向こうにいる君のため

魚が水面を叩いた
まだ、何が起きるか分からない
[これからの予定]
飲酒
11/6 0:28

唐「ろは
女性
『指の血』
林檎を剥きながら

つい
ぼうっとしていて


包丁を
滑らせて

指から血が
にじみでた


そう
考え事をしていたの


とりとめのないことでね


もう 今は思いだせないのだけど


そのとき
わたしはひとりで


なんだか惨めで

しばらく 指からすぅっと流れる血を

ぼんやり見てた


すこししたら
いま という時間にかえってこれた


とりたてて
だれかに
話すようなことではないわね


誤って
指を切った

ただ それだけ


けれど なんだったのだろう


あのとき

怖くはなかったけど


しん とした部屋の空気が

わたしのなかに
染みこんでしまった
[これからの予定]
おやすみなさい☆
11/6 0:07

塔ジナ
男性 18歳
Imitation
エセ、エセ
ミナ、エセ

雨振らない夜
雨なんて振らない夜
何に縋り
涙隠せば?

作り物の世界
君に泣いた
これは無駄だったの?

エセ、エセ
ミナ、エセ
[これからの予定]
小説書く
11/5 22:16

痘チ秋
男性 17歳 高知
終死
生まれてから
死へと続く道を歩く
どんなに遠回りをしても
最後には死へと
誘われる
死にたい死にたくない
そんな思いも関係なく誘われる
人であり生命であり物質であるかぎり
その呪縛から逃れることはできない
そう生命あるかぎり……………
[これからの予定]
泣く
11/5 21:02
HP

唐j
男性 29歳 東京
手紙
あなたがたのおかげで

肉親でさえも疑えと教わりました

幼い頃に聞かされたことは

今でも耳の奥

頭の奥底で

渦巻いています

今さらあなたがたを怨むつもりはありませんが

あの時から

ボクはそうであるということが

疑惑から確信に変わりました

ありがとう

あなたがたのおかげで

全てに見切りをつけられます
11/5 20:44

唐gock
「即興詩」
ほんの少し本をめくれば、
得られる知識で
陳腐な欲を満たして
可哀想ということばの語感に酔いしれ

喜びに妬みを埋め

悲劇を歓迎し

苦難は弾丸

流れ弾にせせら笑いを込めて

人其れ
そのもの
11/5 19:46
HP

928926

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