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Ψ 言霊の宿木 Ψ
過去ログ932
2005/11/7 18:35
∮里沙オムライス思い描くだけで幸せあつあつオムライス
黄金に輝く半熟卵
銀のスプーンでかき分けたら祝福の赤いライス
何よりそこにあるのは
包み込むという優しさ
だって絶対そうしなきゃいけないわけじゃない
卵焼きのせても味が変わるわけじゃないもの
でもあえて包み込む、というのが良いの
11/7 18:35
∮sin@秋冷寒空映す杯片手に
明るい月の涼光の下
貴方にもらった本を捲り
手探りで
貴方の存在を思い出す
冷たく
穏やかに
時は過ぎ去り
ふと空気が揺れ
風もなく舞降りた
一片の紅葉は
貴方を優しく過去にして
私は静かに本を閉じ
貴方に馳せる
想いも閉じた
11/7 18:27
HP
∮空木「隣願」寒空の下で私は
貴方と何願った
忘れてしまって
憶えてないけど
別れの約束では
無かったと思う
今はいない隣を
私は見つめつつ
何を願うのだろうか
11/7 17:58
HP
∮春紫苑男性 22歳
止まり木疲れたら
僕の元に来ればいい
そしてそっと
安心した赤ん坊のように
眠ればいい
大空を舞う鳥が
すっと枝に止まるように
そっと僕の胸に
顔をあてて眠ればいい
目が覚めたら
また歩き出せばいい
そして世界と繋がって
また社会に含まれるんだ
疲れたら
またおいで
今度は
優しい子守歌を
唄ってあげるよ
11/7 17:51
∮永遠女性 16歳 石川
明日は会えますか光絶え 忘れかけていた闇がやってくる
この世界はこんなにも
暗かっただろうか
君の存在が当たり前すぎて忘れていたよ
今宵は照れてでもいるのだろうか
君は雲の影に隠れてしまったようだ
君の引力にひかれて
いつのまにか心奪われていた
会いたいよ
君の美しさに触れたいんだ
だけれども
今宵は嫉妬でもしたのだろうか
雲が君をさらっていってしまったようだ
明日は会えるかな？
知らないうちに君に会うことが楽しみになっていた
明日は会えるかな？
気付けば君を探している自分がいる
明日は会えるかな？
どうしようもなく
僕は君に
会いたいのだけれど
[これからの予定]
空を見上げる
11/7 11:13
HP
∮まさ女性
人間になった日私の扱いは人間ではない
怒号、罵声を毎日私に浴びせ続け
次第に唯掃除するだけのモノになっていった
女たちは浮かれ
醜態を曝すかのように
肌の露出したドレスを着ている
パーティだとか言って
所詮男漁りか金目当てだろう
―本当は私だってパーティに行きたいんです―
そう思い、涙を堪えて床を拭く
悲しさと悔しさで涙が一粒床に落ちた
すると一人の老婆が私の目の前に現れた
彼女はパーティに連れていってくれると云う
『モノ』の私がパーティに…
彼女は呪文を唱えてステッキを振った
すると私は『人間』になった
煌びやかなドレスに身を包み
ろくに手入れしていなかった髪も綺麗になっている
馬車と馬も用意してもらった
彼女は私の目を見つめ、強くこう云った
―12時までに帰らないと魔法が解けてしまうから―
私は頷き、ユニークな形の馬車に乗り込んだ
[これからの予定]
二度寝か詩を考えるか…
11/7 9:52