一晩の愛をくれた貴方へ

あの夜は貴方の愛に包まれて心まで暖かく眠れたというのに、一人の夜は、寒さが殊に凍みますね。__一夜限りではありましたが、どうしても毎晩冷えた寝床に入るたびに貴方のことを思い出す。たった一度きりではありましたから、今も貴方の記憶にとどまっているかすら定かではありませんが、この一目惚れとすら言える感情を抑えることが出来そうにありません。願わくば、紅色の貴方と共に在りたいと思う。

鍵:付喪神の貴方と小生

貴方の記憶の片隅にでも留まる事が出来ているならば、今夜もまた共に眠りたい。あのときに伝えられなかった気持ちを一人で書き連ねるのはどうも虚しい。貴方をこの腕に引き寄せて、どうかこの気持ちを伝えさせて欲しい。