1 井上博士

インモラル13/au携帯ゲーム

参戦しやがれ!
(ID:Vfx25J)
11 井上博士
病に倒れんな!看病と云う誰も反論出来ない名のもとに他者から精神的余裕を平気で奪い取る言動を慎め!痛い痛い言うな!何でも飯を喰え!
(ID:Vfx25J)
12 南無死参上
(ID:不明)
13 南◆QyhO
目の前の薄汚い壁に電波時計が掛かっている。丸型で黒色の地味なデザイン。誤差一秒という精度で時間を調整する優れもの。にわかには信じがたいその精度と律儀な姿勢は、驚きと言うより他には奇跡としか言いようがない。実際、寸分の狂いはあるものの、「寸分の狂いなく」と表現してもなんら差し支えない程の義理堅さだ。感動するしかない。

人間と時計は密接な関係にある。それも人間が時計に頼りっぱなし。人々の時計依存が酷すぎる。しかし、多くの人はその事実に気付かずにいる。というより、眼を逸らし続けてきた。以前、「時間を止めて、男が女に悪戯」という検索ワードで動画を探していた時にふと思ったことがある。

「我々の肉体は時の経過と共に衰え、死へと邁進する。そして消滅。だから、いまこの時を生きることは、死して灰になるまでの猶予期間だと言えなくもないのだ。ちくしょう」

電波時計はその悲しすぎる猶予でさえ淡々と刻み続け、可視化することだけに徹している。無表情で。そう考えてみると、極めて冷酷な厭がらせをする恐怖の装置だと言えなくもないことに気付いた。温情の欠片もない。あまりにも非情。いくら大目にみても残酷すぎる。
(ID:7xcaPt)
14 南◆QyhO
だから、いつかこの部屋を脱出したら、製造元に苦情の電話を入れると強く誓った。それなりに毅然とした態度を貫くつもり。やはり奇跡の一言で終わらせる訳にはいかない。真意を問わなければならぬという使命感で胸が一杯になった。

それでも尚、電波時計のカウントダウンが止まらない。薄汚い壁がより一層の悲壮感を演出。望んでもないのに、しおらしく時が流れているように思えてならない。電波時計が俺を憐れんでいるのかもしれない。奴が正確に、そしてひたむきに時を刻めば刻むほど、やはり俺は誤差一秒の精度で着実に死へと歩を進めているのだから。


もうかれこれ一週間が経過。黴臭くて物音ひとつしない、野戦病院の跡地のような建物の薄汚い一室に、両手両足を縛り付けられてベッドに寝かされていた――。
(ID:7xcaPt)
15 南◆QyhO
文明の利器とはなんだろう。この電波時計は、何故ここに設置されているのか。他には何も置かれていないのが不自然。俺を殺す気か?限りある命を時の刻みにより具現化して自害を促すための演出か?しかし身動きが取れないから不可能。ならば、この空間自体が殺害予告なのかもしれない。

電波時計の説明書には「自害を促す作用があります」とか、「殺害予告にも御利用頂けます」などとは記されていないだろう。自殺志願者や暗殺者などには悦ばしい発明品であろうが、常識的に鑑みると社会問題に発展するに違いない。

何れにせよ、どうして俺がこんなちっぽけな時計ひとつと相見えて、これほどまでに屈辱的な状況を強いられるのだろうか。時計を凝視して、なんの変哲もないデジタルに思わず身震いを催した。寝る時間をとうに過ぎている。「ちくしょう」という失念の思いが込み上げてきたが、やはり時間を巻き戻すことなどできぬのだ。「ちくしょう」もう一度、今度はハッキリと発声してみたが何も起こらない。ひっそりと行儀よく、ベッドの上に白骨化した遺体が横たわっているだけなのだった。
(ID:7xcaPt)
16 南無死参上
(ID:不明)
17 南無死参上
をなにー!
(ID:HDoQcU)
18 南無死参上
らなあ
(ID:不明)
19 南無死参上
のは
(ID:不明)