「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第223回「9の日・9条・ハンストイン」実施のご案内 【2】
(承前)
しかし、国民の意志や希望や決意の反映としての「歴史」は、憲法「第九条」を廃棄し、日本をいつ、どこでも必要であれば自衛隊を出動させ、戦争のできる国にすることを主目的とする、自民党の憲法改正案を国民投票にかけることすらを許してきませんでした。そうなのです、日本の平和主義と民主主義の危機に対して、「歴史」はこれ以上、自民党政治による政治の私物化と平和憲法の骨抜き作戦が進むと、日本の平和主義と民主主義そのものが危うくなるという危機感に基づき、自民党に対して厳しい「お仕置き=鉄槌」を下してくれてきたのです。
すなわち、自民党議員による目に余る政治資金の私物化やマス・メディアを巻き込んでの「忖度政治」や二世政治家の蔓延がもたらした民主政治の劣化、検察官の人事に介入することによる司法の私物化、さらにはパーティ券売り上げ収益の私物化と政治資金規制法案の目に余る違反などなど、自民党政権下において、目に余る政治の私物化と右傾化が形で進み、多くの国民から顰蹙を買って来ました。
そうしたなかで、これ以上政治の劣化が進めば、日本の平和主義と民主主義そのものの存続があやぶまれるという危機感を募らせた結果、「歴史」は自民党政治の腐敗がもたらした危機的状況を次々と暴露し、国民の自民党に対する支持率を大幅に下落させ、幾度もの国政選挙や、都府県知事や市町村などの地方自治体議員の選挙において、自民党候補者を落選させ、私たちに「日本の民主主義はまだ死んではいない」と、励ましてくれたのです。
そしてその結果、自民党に代わるオルタナティヴな政権政党として、立憲民主党を中核とする革新野党の議員を、次々と当選させるなどして、「歴史」は近い将来、政権交代が実現することが夢でないところまで、自民党を追い詰め、結果、日本の政治を「平和主義」と「非戦主義」、そして「民主主義」という本来の道に立ち返らせようという、意志と決意を私たちの前に示してくれたわけです。
であればこそ、私たちは、東京都知事選挙を迎えるに当たって、蓮舫氏が立憲民主党参議院議員のポストを投げうって、東京都知事選挙に立候補を表明してくれたことを大歓迎し、積極的に支援することを心に誓ったのでした。そして、東京都内の各地で行われた立ち合い演説会で、蓮舫氏は、都政の非自民化をはっきりと宣言した上で、現在及び将来の生活に希望を持てない若者や学生、非正規労働者、女性労働者などの社会的弱者に対する積極的支援、小池知事が大手不動産会社や㏚企業(電通)と結託して、明治神宮外苑の樹木伐採や築地魚市場跡地の高層ビル建設計画、都庁ビルを使って行った荒唐無稽、かつ噴飯物のマッピング・プロジェクトを、都民から集めた税金の無駄使いと、批判するなど、幾項目もの都政革新プロジェクトを掲げて、全身全霊を込めて都政を刷新する決意を都民に訴えてくれたのでした。
そして、それを受けて、演説会で蓮舫氏のアッピールを直接聴くために集まった多くの東京都民は、蓮舫氏の演説に鋭く反応し、最後は地響きのような大声援の中で、演説を終了させていくシーンを何度もYoutubeの動画で見て、私たちは、間違いなく蓮舫氏によって都政改革の斧が振るわれるものと信じて、7月7日の投開票日を迎えたわけです。
ところが、現実は私たちにとって冷酷・無残なもので、選挙戦を通してほとんどまともに都民と向かい合おうとせず、姑息に逃げ回っていた小池氏が、獲得票数こそ、前回よりは大幅に減らしたものの、蓮舫氏に向かうはずの無党派層の票が、前安芸高田市長の石丸氏が職を途中で投げ出して、都政改革に向けた具体的方策を持ち合わせないまま、都知事選に急遽参戦。その結果、ネット・メディアを通して多くの不特定多数の都民が、雪崩を打って石丸支持に傾き、結果、新顔の石丸氏に無党派層の票を大幅に奪い取られた結果、あろうことか蓮舫氏は三位に沈み、厚顔無恥の小池氏がトップで当選してしまったのです。
(【3】に続く)
(承前)
しかし、国民の意志や希望や決意の反映としての「歴史」は、憲法「第九条」を廃棄し、日本をいつ、どこでも必要であれば自衛隊を出動させ、戦争のできる国にすることを主目的とする、自民党の憲法改正案を国民投票にかけることすらを許してきませんでした。そうなのです、日本の平和主義と民主主義の危機に対して、「歴史」はこれ以上、自民党政治による政治の私物化と平和憲法の骨抜き作戦が進むと、日本の平和主義と民主主義そのものが危うくなるという危機感に基づき、自民党に対して厳しい「お仕置き=鉄槌」を下してくれてきたのです。
すなわち、自民党議員による目に余る政治資金の私物化やマス・メディアを巻き込んでの「忖度政治」や二世政治家の蔓延がもたらした民主政治の劣化、検察官の人事に介入することによる司法の私物化、さらにはパーティ券売り上げ収益の私物化と政治資金規制法案の目に余る違反などなど、自民党政権下において、目に余る政治の私物化と右傾化が形で進み、多くの国民から顰蹙を買って来ました。
そうしたなかで、これ以上政治の劣化が進めば、日本の平和主義と民主主義そのものの存続があやぶまれるという危機感を募らせた結果、「歴史」は自民党政治の腐敗がもたらした危機的状況を次々と暴露し、国民の自民党に対する支持率を大幅に下落させ、幾度もの国政選挙や、都府県知事や市町村などの地方自治体議員の選挙において、自民党候補者を落選させ、私たちに「日本の民主主義はまだ死んではいない」と、励ましてくれたのです。
そしてその結果、自民党に代わるオルタナティヴな政権政党として、立憲民主党を中核とする革新野党の議員を、次々と当選させるなどして、「歴史」は近い将来、政権交代が実現することが夢でないところまで、自民党を追い詰め、結果、日本の政治を「平和主義」と「非戦主義」、そして「民主主義」という本来の道に立ち返らせようという、意志と決意を私たちの前に示してくれたわけです。
であればこそ、私たちは、東京都知事選挙を迎えるに当たって、蓮舫氏が立憲民主党参議院議員のポストを投げうって、東京都知事選挙に立候補を表明してくれたことを大歓迎し、積極的に支援することを心に誓ったのでした。そして、東京都内の各地で行われた立ち合い演説会で、蓮舫氏は、都政の非自民化をはっきりと宣言した上で、現在及び将来の生活に希望を持てない若者や学生、非正規労働者、女性労働者などの社会的弱者に対する積極的支援、小池知事が大手不動産会社や㏚企業(電通)と結託して、明治神宮外苑の樹木伐採や築地魚市場跡地の高層ビル建設計画、都庁ビルを使って行った荒唐無稽、かつ噴飯物のマッピング・プロジェクトを、都民から集めた税金の無駄使いと、批判するなど、幾項目もの都政革新プロジェクトを掲げて、全身全霊を込めて都政を刷新する決意を都民に訴えてくれたのでした。
そして、それを受けて、演説会で蓮舫氏のアッピールを直接聴くために集まった多くの東京都民は、蓮舫氏の演説に鋭く反応し、最後は地響きのような大声援の中で、演説を終了させていくシーンを何度もYoutubeの動画で見て、私たちは、間違いなく蓮舫氏によって都政改革の斧が振るわれるものと信じて、7月7日の投開票日を迎えたわけです。
ところが、現実は私たちにとって冷酷・無残なもので、選挙戦を通してほとんどまともに都民と向かい合おうとせず、姑息に逃げ回っていた小池氏が、獲得票数こそ、前回よりは大幅に減らしたものの、蓮舫氏に向かうはずの無党派層の票が、前安芸高田市長の石丸氏が職を途中で投げ出して、都政改革に向けた具体的方策を持ち合わせないまま、都知事選に急遽参戦。その結果、ネット・メディアを通して多くの不特定多数の都民が、雪崩を打って石丸支持に傾き、結果、新顔の石丸氏に無党派層の票を大幅に奪い取られた結果、あろうことか蓮舫氏は三位に沈み、厚顔無恥の小池氏がトップで当選してしまったのです。
(【3】に続く)
「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第223回「9の日・9条・ハンストイン」実施のご案内 【3】
(承前)
この結果を知って、私は大いに驚き、落胆しました。そして私の頭の中にすぐに浮かんできたのは、もし石丸氏が参戦していなければ、蓮舫氏は間違いなく、かなりの大差をつけて、小池氏に勝利したはずだということ。そしてもう一つ、石丸氏の急遽参戦は、無党波層の票が蓮舫氏に流れるのを阻止し、「歴史」の意志にストップをかけるために、小池氏と結託して自民党と電通、そして小池支持の新聞やテレビ・メディアが中心となって知恵を出し合い、極秘裏に作り出した起死回生の悪魔の秘策ではなかったのかということでした。
それは、選挙が終了して3週間経った今も、敗北宣言をした蓮舫氏に対して、テレビやインターネット・メデァイ、一部の右系の新聞や週刊誌メディアが執拗に、蓮舫氏に対していわれのない誹謗・中傷をまき散らし、この機会を逃がすなとばかりに、東京都民の心から蓮舫氏の存在を完全に抹殺してしまおうと躍起になっている事実からも明らかなことです。そうなのです、今、ネットやテレビ、活字メディアで演じられているのは、敗者蓮舫氏に対する公開死刑執行に等しい、正に「歴史」に唾する野蛮・卑劣な蛮行と言っていいでしょう。
私は、もし蓮舫氏が当選し、東京都知事に就任していれば、それは日本の政治に、今、失われようとしている平和主義と民主主義を回復させるという意味で、正に歴史的、かつ革命的な快挙だと思っていました。なぜなら、蓮舫都知事が出現したことで、立憲民主党を中核とする革新野党勢力に対する国民の支持は、更に一層大きく広がり、今年秋の衆議院総選挙においても、過半数以上の議席を獲得し、政権交代の可能性が、いよいよ現実味を帯びてくるはずだと思っていたからです。
ところが、私と心ある都民や国民の期待は完全に裏切られ、蓮舫氏にはいまだにいわれのない誹謗中傷の矢が浴びせかけられ、火あぶりに等しい公開処刑がメディアの上で繰り広げられているのです。それにしても、なんと野蛮なことが、21世紀の現代の今、日本で起こっているのでしょう! 私は、このおよそ非人間的な惨劇を見ていて、蓮舫氏は15世紀のフランスにあって、イギリス軍の制圧下にあったフランス解放のために立ち上がり、19歳の若さで公開焚刑に処せられたジャンヌ・ダルクに他ならないと思わざるを得ません。
そうなのです、蓮舫氏は、日本の歴史おいて初めて登場してきた悲劇の革命の戦士ジャンヌ・ダルクなのではないか……。それにもかかわらず、東京都民は、無責任に、ほとんど地方行政府での行政経験を積まないまま、突然、東京都知事選挙に躍り出てきた石丸氏に振り回され、蓮舫氏を三位に蹴落としてしまった。そして、あろうことか都選挙終了後も、蓮舫氏についてあることないことをあげつらい、蓮舫氏を公開焚刑に処し、惨殺することによって、立憲民主党の党勢をそぎ、自民党の延命を図ろうとしているようにしか見えません。
加えて、事態を一層悲惨、かつ悪魔的にしているのは、こうした蓮舫叩きで燃え上がる、テレビやインターネット・メディアでの、「蓮舫叩き」の現実を、新聞やテレビ・メディア、さらにはインターネット・メディアにおける言論空間が、ほとんど見て見ぬ振りを通すことで、「蓮舫叩き」や「蓮舫焚刑」の惨劇を、水に落ちて溺れ死にそうになっている犬を面白がって見ている…あるいはあざ笑い、棒で突いて溺死させようとしているようにしか見えないことです。
それにしても、どうすれば私たちは、今回の壊滅的打撃を受けて、到底立ち上がれそうもない立憲民主党を中心とする野党連合勢力をもう一度立ち直らせ、自民党にとって代わり得るオルタナティヴな野党勢力として再生させ、来るべき衆議院総選挙で勝利させることが出来るのでしょうか? 私は、小池三選が決まって以降、新しい野党連合再建のための具体的方策として、具体的に何が可能かについて、考えに考え抜いてきました。そして得た結論は以下の通りです。
(【4】に続く)
(承前)
この結果を知って、私は大いに驚き、落胆しました。そして私の頭の中にすぐに浮かんできたのは、もし石丸氏が参戦していなければ、蓮舫氏は間違いなく、かなりの大差をつけて、小池氏に勝利したはずだということ。そしてもう一つ、石丸氏の急遽参戦は、無党波層の票が蓮舫氏に流れるのを阻止し、「歴史」の意志にストップをかけるために、小池氏と結託して自民党と電通、そして小池支持の新聞やテレビ・メディアが中心となって知恵を出し合い、極秘裏に作り出した起死回生の悪魔の秘策ではなかったのかということでした。
それは、選挙が終了して3週間経った今も、敗北宣言をした蓮舫氏に対して、テレビやインターネット・メデァイ、一部の右系の新聞や週刊誌メディアが執拗に、蓮舫氏に対していわれのない誹謗・中傷をまき散らし、この機会を逃がすなとばかりに、東京都民の心から蓮舫氏の存在を完全に抹殺してしまおうと躍起になっている事実からも明らかなことです。そうなのです、今、ネットやテレビ、活字メディアで演じられているのは、敗者蓮舫氏に対する公開死刑執行に等しい、正に「歴史」に唾する野蛮・卑劣な蛮行と言っていいでしょう。
私は、もし蓮舫氏が当選し、東京都知事に就任していれば、それは日本の政治に、今、失われようとしている平和主義と民主主義を回復させるという意味で、正に歴史的、かつ革命的な快挙だと思っていました。なぜなら、蓮舫都知事が出現したことで、立憲民主党を中核とする革新野党勢力に対する国民の支持は、更に一層大きく広がり、今年秋の衆議院総選挙においても、過半数以上の議席を獲得し、政権交代の可能性が、いよいよ現実味を帯びてくるはずだと思っていたからです。
ところが、私と心ある都民や国民の期待は完全に裏切られ、蓮舫氏にはいまだにいわれのない誹謗中傷の矢が浴びせかけられ、火あぶりに等しい公開処刑がメディアの上で繰り広げられているのです。それにしても、なんと野蛮なことが、21世紀の現代の今、日本で起こっているのでしょう! 私は、このおよそ非人間的な惨劇を見ていて、蓮舫氏は15世紀のフランスにあって、イギリス軍の制圧下にあったフランス解放のために立ち上がり、19歳の若さで公開焚刑に処せられたジャンヌ・ダルクに他ならないと思わざるを得ません。
そうなのです、蓮舫氏は、日本の歴史おいて初めて登場してきた悲劇の革命の戦士ジャンヌ・ダルクなのではないか……。それにもかかわらず、東京都民は、無責任に、ほとんど地方行政府での行政経験を積まないまま、突然、東京都知事選挙に躍り出てきた石丸氏に振り回され、蓮舫氏を三位に蹴落としてしまった。そして、あろうことか都選挙終了後も、蓮舫氏についてあることないことをあげつらい、蓮舫氏を公開焚刑に処し、惨殺することによって、立憲民主党の党勢をそぎ、自民党の延命を図ろうとしているようにしか見えません。
加えて、事態を一層悲惨、かつ悪魔的にしているのは、こうした蓮舫叩きで燃え上がる、テレビやインターネット・メディアでの、「蓮舫叩き」の現実を、新聞やテレビ・メディア、さらにはインターネット・メディアにおける言論空間が、ほとんど見て見ぬ振りを通すことで、「蓮舫叩き」や「蓮舫焚刑」の惨劇を、水に落ちて溺れ死にそうになっている犬を面白がって見ている…あるいはあざ笑い、棒で突いて溺死させようとしているようにしか見えないことです。
それにしても、どうすれば私たちは、今回の壊滅的打撃を受けて、到底立ち上がれそうもない立憲民主党を中心とする野党連合勢力をもう一度立ち直らせ、自民党にとって代わり得るオルタナティヴな野党勢力として再生させ、来るべき衆議院総選挙で勝利させることが出来るのでしょうか? 私は、小池三選が決まって以降、新しい野党連合再建のための具体的方策として、具体的に何が可能かについて、考えに考え抜いてきました。そして得た結論は以下の通りです。
(【4】に続く)
「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第223回「9の日・9条・ハンストイン」実施のご案内 (4)
(承前)
この結果を知って、私は大いに驚き、落胆しました。そして私の頭の中にすぐに浮かんできたのは、もし石丸氏が参戦していなければ、蓮舫氏は間違いなく、かなりの大差をつけて、小池氏に勝利したはずだということ。そしてもう一つ、石丸氏の急遽参戦は、無党波層の票が蓮舫氏に流れるのを阻止し、「歴史」の意志にストップをかけるために、小池氏と結託して自民党と電通、そして小池支持の新聞やテレビ・メディアが中心となって知恵を出し合い、極秘裏に作り出した起死回生の悪魔の秘策ではなかったのかということでした。
それは、選挙が終了して3週間経った今も、敗北宣言をした蓮舫氏に対して、テレビやインターネット・メデァイ、一部の右系の新聞や週刊誌メディアが執拗に、蓮舫氏に対していわれのない誹謗・中傷をまき散らし、この機会を逃がすなとばかりに、東京都民の心から蓮舫氏の存在を完全に抹殺してしまおうと躍起になっている事実からも明らかなことです。そうなのです、今、ネットやテレビ、活字メディアで演じられているのは、敗者蓮舫氏に対する公開死刑執行に等しい、正に「歴史」に唾する野蛮・卑劣な蛮行と言っていいでしょう。
私は、もし蓮舫氏が当選し、東京都知事に就任していれば、それは日本の政治に、今、失われようとしている平和主義と民主主義を回復させるという意味で、正に歴史的、かつ革命的な快挙だと思っていました。なぜなら、蓮舫都知事が出現したことで、立憲民主党を中核とする革新野党勢力に対する国民の支持は、更に一層大きく広がり、今年秋の衆議院総選挙においても、過半数以上の議席を獲得し、政権交代の可能性が、いよいよ現実味を帯びてくるはずだと思っていたからです。
ところが、私と心ある都民や国民の期待は完全に裏切られ、蓮舫氏にはいまだにいわれのない誹謗中傷の矢が浴びせかけられ、火あぶりに等しい公開処刑がメディアの上で繰り広げられているのです。それにしても、なんと野蛮なことが、21世紀の現代の今、日本で起こっているのでしょう! 私は、このおよそ非人間的な惨劇を見ていて、蓮舫氏は15世紀のフランスにあって、イギリス軍の制圧下にあったフランス解放のために立ち上がり、19歳の若さで公開焚刑に処せられたジャンヌ・ダルクに他ならないと思わざるを得ません。
そうなのです、蓮舫氏は、日本の歴史おいて初めて登場してきた悲劇の革命の戦士ジャンヌ・ダルクなのではないか……。それにもかかわらず、東京都民は、無責任に、ほとんど地方行政府での行政経験を積まないまま、突然、東京都知事選挙に躍り出てきた石丸氏に振り回され、蓮舫氏を三位に蹴落としてしまった。そして、あろうことか都選挙終了後も、蓮舫氏についてあることないことをあげつらい、蓮舫氏を公開焚刑に処し、惨殺することによって、立憲民主党の党勢をそぎ、自民党の延命を図ろうとしているようにしか見えません。
加えて、事態を一層悲惨、かつ悪魔的にしているのは、こうした蓮舫叩きで燃え上がる、テレビやインターネット・メディアでの、「蓮舫叩き」の現実を、新聞やテレビ・メディア、さらにはインターネット・メディアにおける言論空間が、ほとんど見て見ぬ振りを通すことで、「蓮舫叩き」や「蓮舫焚刑」の惨劇を、水に落ちて溺れ死にそうになっている犬を面白がって見ている…あるいはあざ笑い、棒で突いて溺死させようとしているようにしか見えないことです。
それにしても、どうすれば私たちは、今回の壊滅的打撃を受けて、到底立ち上がれそうもない立憲民主党を中心とする野党連合勢力をもう一度立ち直らせ、自民党にとって代わり得るオルタナティヴな野党勢力として再生させ、来るべき衆議院総選挙で勝利させることが出来るのでしょうか? 私は、小池三選が決まって以降、新しい野党連合再建のための具体的方策として、具体的に何が可能かについて、考えに考え抜いてきました。そして得た結論は以下の通りです。
(【5】に続く)
(承前)
この結果を知って、私は大いに驚き、落胆しました。そして私の頭の中にすぐに浮かんできたのは、もし石丸氏が参戦していなければ、蓮舫氏は間違いなく、かなりの大差をつけて、小池氏に勝利したはずだということ。そしてもう一つ、石丸氏の急遽参戦は、無党波層の票が蓮舫氏に流れるのを阻止し、「歴史」の意志にストップをかけるために、小池氏と結託して自民党と電通、そして小池支持の新聞やテレビ・メディアが中心となって知恵を出し合い、極秘裏に作り出した起死回生の悪魔の秘策ではなかったのかということでした。
それは、選挙が終了して3週間経った今も、敗北宣言をした蓮舫氏に対して、テレビやインターネット・メデァイ、一部の右系の新聞や週刊誌メディアが執拗に、蓮舫氏に対していわれのない誹謗・中傷をまき散らし、この機会を逃がすなとばかりに、東京都民の心から蓮舫氏の存在を完全に抹殺してしまおうと躍起になっている事実からも明らかなことです。そうなのです、今、ネットやテレビ、活字メディアで演じられているのは、敗者蓮舫氏に対する公開死刑執行に等しい、正に「歴史」に唾する野蛮・卑劣な蛮行と言っていいでしょう。
私は、もし蓮舫氏が当選し、東京都知事に就任していれば、それは日本の政治に、今、失われようとしている平和主義と民主主義を回復させるという意味で、正に歴史的、かつ革命的な快挙だと思っていました。なぜなら、蓮舫都知事が出現したことで、立憲民主党を中核とする革新野党勢力に対する国民の支持は、更に一層大きく広がり、今年秋の衆議院総選挙においても、過半数以上の議席を獲得し、政権交代の可能性が、いよいよ現実味を帯びてくるはずだと思っていたからです。
ところが、私と心ある都民や国民の期待は完全に裏切られ、蓮舫氏にはいまだにいわれのない誹謗中傷の矢が浴びせかけられ、火あぶりに等しい公開処刑がメディアの上で繰り広げられているのです。それにしても、なんと野蛮なことが、21世紀の現代の今、日本で起こっているのでしょう! 私は、このおよそ非人間的な惨劇を見ていて、蓮舫氏は15世紀のフランスにあって、イギリス軍の制圧下にあったフランス解放のために立ち上がり、19歳の若さで公開焚刑に処せられたジャンヌ・ダルクに他ならないと思わざるを得ません。
そうなのです、蓮舫氏は、日本の歴史おいて初めて登場してきた悲劇の革命の戦士ジャンヌ・ダルクなのではないか……。それにもかかわらず、東京都民は、無責任に、ほとんど地方行政府での行政経験を積まないまま、突然、東京都知事選挙に躍り出てきた石丸氏に振り回され、蓮舫氏を三位に蹴落としてしまった。そして、あろうことか都選挙終了後も、蓮舫氏についてあることないことをあげつらい、蓮舫氏を公開焚刑に処し、惨殺することによって、立憲民主党の党勢をそぎ、自民党の延命を図ろうとしているようにしか見えません。
加えて、事態を一層悲惨、かつ悪魔的にしているのは、こうした蓮舫叩きで燃え上がる、テレビやインターネット・メディアでの、「蓮舫叩き」の現実を、新聞やテレビ・メディア、さらにはインターネット・メディアにおける言論空間が、ほとんど見て見ぬ振りを通すことで、「蓮舫叩き」や「蓮舫焚刑」の惨劇を、水に落ちて溺れ死にそうになっている犬を面白がって見ている…あるいはあざ笑い、棒で突いて溺死させようとしているようにしか見えないことです。
それにしても、どうすれば私たちは、今回の壊滅的打撃を受けて、到底立ち上がれそうもない立憲民主党を中心とする野党連合勢力をもう一度立ち直らせ、自民党にとって代わり得るオルタナティヴな野党勢力として再生させ、来るべき衆議院総選挙で勝利させることが出来るのでしょうか? 私は、小池三選が決まって以降、新しい野党連合再建のための具体的方策として、具体的に何が可能かについて、考えに考え抜いてきました。そして得た結論は以下の通りです。
(【5】に続く)
「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第223回「9の日・9条・ハンストイン」実施のご案内 (5)
(5)からの続き
1.立憲民主党は、都知事選敗北のダメージから一日も早く立ち上がり、秋の衆院選において、過半数以上の議席を獲得し、政権交代を実現させるための盤石の態勢を構築するために、立憲民主党その物を解党させることをも辞さない覚悟で、一から出直しをし、維新の会のような自民党の補完野党勢力は除外する形で、「平和憲法護持」、「政治資金規正法案の徹底的見直し」、「消費税の廃止」、「少子化問題解決のための有識者会議」の設定、「二世議員規制法案制定のための有識者会議」の設置、「憲法第九条」を「日本及び世界に向けた平和宣言」として、改めで世界に向けてアッピールするなどの「日本再建綱領」を作成し、国民に提示する。
2.そのための具体的方策として、現在、小沢一郎氏と野田佳彦元総理大臣が、立憲民主党の新しい代表の選出に向けて、水面下で話し合いを進め、すでに新党首の候補もほぼ決まっているとのこと。私たちとしては、この動きき大いに賛同し、支援したく思います。
3.ちなみに、私個人の希望を言えば、立憲民主党はいったん解散し、例えば「オリーブの会」と名称を変え、令和新選組の現代表である山本太郎氏を新代表に選定し、共産党や国民民主党、社民党などもそれぞれ一旦党を解散し、「オリーブの会」に合流し、そこに革新野党各党が結集することで、国会内に自由民主党と「オリーブの会」による、常に政権交代が可能な保守:革新の二大政党体制を構築すべきである。
4.なお、「オリーブの会」の新代表として、もう一つ考えられるのは、正に驚天動地の案ではあるが、蓮舫氏を、「現代のジャンヌ・ダルク」として蘇らせ、新党の代表の座に据えることです。
蓮舫氏は、今、尾羽打ち枯らした悲劇の女判官(源義経のこと)として、飽くことなく批判・中傷、罵詈雑言の言葉が投げつけられています。ですが、日本人の心情の奥深い所には、悲劇の武将、すなわち源九郎判官に対する同情心が流れているはずで、死んだはずの蓮舫氏が、不死鳥の如く蘇り、新野党連合の党首に就き、日本の宰相として蘇るというストーリーは、日本の国民の心を動かし、その結果、多くの票が、自民党から新野党連合に雪崩を打って靡き、蓮舫氏は、日本で最初の女性国家元首として、奇跡の復活を遂げることが可能ではないか。
5今回の都知事選挙戦において、一つ無視できないのは、「連合」の会長の芳野友子氏が、「共産党と共闘する立憲民主党とは手を組めない」として、小池氏支援に回ったこと。そして選挙戦の最中も、選挙戦が終わってからも、共産党批判の言辞をまき散らし、それが少なからぬ選挙民をして野党連合を忌避し、石丸支持に傾かせてしまったことです。このように、芳野氏の共産党と共産党と組んで野党連合を組もうとする立憲民主批判が続く限り、革新野党連合は、衆参両院の選挙において、勝つことは半永久的にできないでしょう。
6立憲民主党と共産党の首脳部は、この現実をしっかりと踏まえ、東京都民、ひいては日本国民の、共産党に対する嫌悪と忌避感を解消させるために、具体的には以下の方策を講じるべきである。
@立憲民主党と共産党は、連合会長の芳野友子氏に対して、「なぜ日本共産党は暴力革命を辞さない危険な政党と考えるのか?」という内容の公開書簡を送り、芳野氏出席のもと、立憲民主党と共産党党首、そして芳野友子氏による、公開討論会を、でき得れば外国人記者クラブのような場所を借り、テレビとインターネット・メディアによる同時中継のもとで開く。
Aその際に、芳野氏と統一教会の関係について、詳しく問いただす。そのうえで、深い関係性が認められれば、労働組合の代表が、憲法第九条廃棄を求めるような、非合法的な結社と、関係を有してきたことの是非を、芳野氏に問いただす。
Bあわせて、日本共産党は、同党は「暴力による日本の革命」は、絶対にしないことを、日本国民の前に改めて明言し、誓約する。
D数字日本共産党は、「なぜ、警視庁は日本共産党が、暴力革命をも辞さない危険な政党」であると見なし、監視を怠らないで来たのか、その説明を警視庁の長官、あるいは公安部長に求める。
Cさらにそのうえで、納得のいく理由が得られなかった場合は、日本共産党は、警視庁、または警視庁公安部を名誉棄損」の容疑で、検察庁に告訴する。
以上を踏まえて、私たちは、山本太郎氏、または蓮舫氏が、新たに創建される野党連合の代表に選ばれることを、強く、強く願って、来る8月9日正午から、223回目の「9の日9条・ハンスト・イン」に参加する所存です。
一人でも多くの皆さまが参加して下さることを期待しております。
2024年7月28日
「ガンジーの会」代表:末延芳晴
(5)からの続き
1.立憲民主党は、都知事選敗北のダメージから一日も早く立ち上がり、秋の衆院選において、過半数以上の議席を獲得し、政権交代を実現させるための盤石の態勢を構築するために、立憲民主党その物を解党させることをも辞さない覚悟で、一から出直しをし、維新の会のような自民党の補完野党勢力は除外する形で、「平和憲法護持」、「政治資金規正法案の徹底的見直し」、「消費税の廃止」、「少子化問題解決のための有識者会議」の設定、「二世議員規制法案制定のための有識者会議」の設置、「憲法第九条」を「日本及び世界に向けた平和宣言」として、改めで世界に向けてアッピールするなどの「日本再建綱領」を作成し、国民に提示する。
2.そのための具体的方策として、現在、小沢一郎氏と野田佳彦元総理大臣が、立憲民主党の新しい代表の選出に向けて、水面下で話し合いを進め、すでに新党首の候補もほぼ決まっているとのこと。私たちとしては、この動きき大いに賛同し、支援したく思います。
3.ちなみに、私個人の希望を言えば、立憲民主党はいったん解散し、例えば「オリーブの会」と名称を変え、令和新選組の現代表である山本太郎氏を新代表に選定し、共産党や国民民主党、社民党などもそれぞれ一旦党を解散し、「オリーブの会」に合流し、そこに革新野党各党が結集することで、国会内に自由民主党と「オリーブの会」による、常に政権交代が可能な保守:革新の二大政党体制を構築すべきである。
4.なお、「オリーブの会」の新代表として、もう一つ考えられるのは、正に驚天動地の案ではあるが、蓮舫氏を、「現代のジャンヌ・ダルク」として蘇らせ、新党の代表の座に据えることです。
蓮舫氏は、今、尾羽打ち枯らした悲劇の女判官(源義経のこと)として、飽くことなく批判・中傷、罵詈雑言の言葉が投げつけられています。ですが、日本人の心情の奥深い所には、悲劇の武将、すなわち源九郎判官に対する同情心が流れているはずで、死んだはずの蓮舫氏が、不死鳥の如く蘇り、新野党連合の党首に就き、日本の宰相として蘇るというストーリーは、日本の国民の心を動かし、その結果、多くの票が、自民党から新野党連合に雪崩を打って靡き、蓮舫氏は、日本で最初の女性国家元首として、奇跡の復活を遂げることが可能ではないか。
5今回の都知事選挙戦において、一つ無視できないのは、「連合」の会長の芳野友子氏が、「共産党と共闘する立憲民主党とは手を組めない」として、小池氏支援に回ったこと。そして選挙戦の最中も、選挙戦が終わってからも、共産党批判の言辞をまき散らし、それが少なからぬ選挙民をして野党連合を忌避し、石丸支持に傾かせてしまったことです。このように、芳野氏の共産党と共産党と組んで野党連合を組もうとする立憲民主批判が続く限り、革新野党連合は、衆参両院の選挙において、勝つことは半永久的にできないでしょう。
6立憲民主党と共産党の首脳部は、この現実をしっかりと踏まえ、東京都民、ひいては日本国民の、共産党に対する嫌悪と忌避感を解消させるために、具体的には以下の方策を講じるべきである。
@立憲民主党と共産党は、連合会長の芳野友子氏に対して、「なぜ日本共産党は暴力革命を辞さない危険な政党と考えるのか?」という内容の公開書簡を送り、芳野氏出席のもと、立憲民主党と共産党党首、そして芳野友子氏による、公開討論会を、でき得れば外国人記者クラブのような場所を借り、テレビとインターネット・メディアによる同時中継のもとで開く。
Aその際に、芳野氏と統一教会の関係について、詳しく問いただす。そのうえで、深い関係性が認められれば、労働組合の代表が、憲法第九条廃棄を求めるような、非合法的な結社と、関係を有してきたことの是非を、芳野氏に問いただす。
Bあわせて、日本共産党は、同党は「暴力による日本の革命」は、絶対にしないことを、日本国民の前に改めて明言し、誓約する。
D数字日本共産党は、「なぜ、警視庁は日本共産党が、暴力革命をも辞さない危険な政党」であると見なし、監視を怠らないで来たのか、その説明を警視庁の長官、あるいは公安部長に求める。
Cさらにそのうえで、納得のいく理由が得られなかった場合は、日本共産党は、警視庁、または警視庁公安部を名誉棄損」の容疑で、検察庁に告訴する。
以上を踏まえて、私たちは、山本太郎氏、または蓮舫氏が、新たに創建される野党連合の代表に選ばれることを、強く、強く願って、来る8月9日正午から、223回目の「9の日9条・ハンスト・イン」に参加する所存です。
一人でも多くの皆さまが参加して下さることを期待しております。
2024年7月28日
「ガンジーの会」代表:末延芳晴
「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第222回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施のお知らせ(1)
日本と世界の未来のために九条を護りその基本精神を
世界に向けて実現していくきだと考えるすべての皆さまへ!
沖縄の梅雨と入れ替わるようにして、本土も梅雨前線に覆われ、雨が降り続く6月末の今日この頃、皆さまお変わりなくお過ごしのことと思います。
新聞紙面やテレビやインターネットで、東京都知事選挙の動向が賑々しく伝えられる中、毎月恒例の憲法九条を守るための「9の日・9条・ハンスト・イン」が近づいて参りました。222回目に当たる今回の「ハンスト・イン」は、7月9日(火)の正午からスタートします。
第二次世界大戦終結後80年経つ今もなお、憲法第9条を中核とする平和憲法を守り通し、一度も直接的には武力による戦争に参加することがないまま、私たち日本人が、平和国家としてのスタンスを守り通して来たことを誇りに思い、未来永劫にわたって憲法第9条を守り通すことを国家理念と使命の中核に据え、地球共同体の平和的安定と共存、さらには繁栄のために尽くしていくべきだと考える皆様の参加を、心よりお待ちいたしております
さて、今回の東京都知事選挙がスタートして、最初に驚ろかされたことは56人もの大量の候補者が立候補を届け出たことで、これまでの都知事選挙とは大きく様変わりして、選挙戦がスタートしたことです。ただそれでも、選挙史上類のない選挙戦がスタートして、ほぼ一週間あまり。これまでの政治的履歴や知名度の高さから見て、現都知事の小池百合子氏と立憲民主党参議院の蓮舫氏、広島県安芸高田市前市長の石丸伸二氏、前防衛省航空長の田母神俊夫氏の4候補がトップを競って、連日激しい選挙戦が展開されています。
私たちは、これら四人の有力候補者の中では、これまであまりに露骨な私権最優先政策を掲げ、国会議員としての特権的地位の上に胡坐をかき、のうのうとして私権を貪り、強化拡大することに努めてきた自民党政治を厳しく批判追及する傍ら、今回の都知事選出場宣言に当たっては、「ステルス」という、東京都民を愚弄するような隠微・姑息な手段で、自民党の支持を取り付けることで、三選を果たそうとする小池知事を厳しく批判し、東京都民による、東京都民のための政治を実現させることによって、都庁から小池+自民党の暗雲を払いのけ、民主主義を回復させるために、共に腕を組んで戦っていこうと主張する蓮舫こそが、新都知事に選ばれるにふさわしい候補者であると信じるものであります。
さてそれでは、なぜ私たちは、蓮舫氏こそが新しい東京のリーダーとして相応しいと思うのか?……その理由は以下の通り六点あります。
(あとに続く)
日本と世界の未来のために九条を護りその基本精神を
世界に向けて実現していくきだと考えるすべての皆さまへ!
沖縄の梅雨と入れ替わるようにして、本土も梅雨前線に覆われ、雨が降り続く6月末の今日この頃、皆さまお変わりなくお過ごしのことと思います。
新聞紙面やテレビやインターネットで、東京都知事選挙の動向が賑々しく伝えられる中、毎月恒例の憲法九条を守るための「9の日・9条・ハンスト・イン」が近づいて参りました。222回目に当たる今回の「ハンスト・イン」は、7月9日(火)の正午からスタートします。
第二次世界大戦終結後80年経つ今もなお、憲法第9条を中核とする平和憲法を守り通し、一度も直接的には武力による戦争に参加することがないまま、私たち日本人が、平和国家としてのスタンスを守り通して来たことを誇りに思い、未来永劫にわたって憲法第9条を守り通すことを国家理念と使命の中核に据え、地球共同体の平和的安定と共存、さらには繁栄のために尽くしていくべきだと考える皆様の参加を、心よりお待ちいたしております
さて、今回の東京都知事選挙がスタートして、最初に驚ろかされたことは56人もの大量の候補者が立候補を届け出たことで、これまでの都知事選挙とは大きく様変わりして、選挙戦がスタートしたことです。ただそれでも、選挙史上類のない選挙戦がスタートして、ほぼ一週間あまり。これまでの政治的履歴や知名度の高さから見て、現都知事の小池百合子氏と立憲民主党参議院の蓮舫氏、広島県安芸高田市前市長の石丸伸二氏、前防衛省航空長の田母神俊夫氏の4候補がトップを競って、連日激しい選挙戦が展開されています。
私たちは、これら四人の有力候補者の中では、これまであまりに露骨な私権最優先政策を掲げ、国会議員としての特権的地位の上に胡坐をかき、のうのうとして私権を貪り、強化拡大することに努めてきた自民党政治を厳しく批判追及する傍ら、今回の都知事選出場宣言に当たっては、「ステルス」という、東京都民を愚弄するような隠微・姑息な手段で、自民党の支持を取り付けることで、三選を果たそうとする小池知事を厳しく批判し、東京都民による、東京都民のための政治を実現させることによって、都庁から小池+自民党の暗雲を払いのけ、民主主義を回復させるために、共に腕を組んで戦っていこうと主張する蓮舫こそが、新都知事に選ばれるにふさわしい候補者であると信じるものであります。
さてそれでは、なぜ私たちは、蓮舫氏こそが新しい東京のリーダーとして相応しいと思うのか?……その理由は以下の通り六点あります。
(あとに続く)
「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第222回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施のお知らせ(2)
(承前)
【私たちが蓮舫氏こそ新しい都知事にふさわしいと考える理由】
1. 出馬宣言を行うに当たって、蓮舫氏が、基本的な政治方針として、まず最初に東京市民と正面から向かい合い、市民の声を聴こうという姿勢を、明確に打ち出しているから。
2.市民と共に第二の自民党として私権優先政治に堕してしまった小池都政から脱却し、真に民主主義的市民政治を再生させることによって、東京都政の健全性を回復させ、余りに巨大な人造都市に肥大化してしまった東京を、人々が自然との共感の中で共生できる生活都市として、再生させようという理念に燃えているから。
3.人に優しい生活空間として東京を再活性化するために、高齢者世帯や若者世代に対して、具体的方策を提示しながら、経済的援助の手を差し伸べようとしているから。
4.少子化現象をこれ以上悪化させないため、そして将来に向けて出生率を「1」以上に向上させるために、若者が結婚して、子供を産み、育てていけるような社会環境の構築に向けて、前向きの姿勢を打ち出しているから。
5.大都市圏内の自然空間確保のために、小池知事が三井不動産などの「私権」追求型の巨大企業による、神宮外苑や日比谷公園の樹木伐採と巨大高層ビル建築計画に「待った!」をかける姿勢を打ち出しているから。
6.戦後の歴代総理大臣が、毎年行われてきた関東大震災で理由なく虐殺された中国人や韓国人の慰霊祭に参加し、追悼の文を読み上げ、再び同じ過ちは繰り返さない決意を表明してきたのにもかかわらず、小池知事はその慣例を放棄して、追悼式そのものへの参加を辞めてしまうという「愚」を犯してしまった。それに対して、蓮舫氏はその愚を反省し、「自分が都知事に就任したら、必ず追悼式には参列し、追悼文を読む」と言明してくれたから。
7.私たちが、蓮舫氏が都知事に就任して欲しいと思う7番目の理由は、この選挙で蓮舫氏が勝つかどうかで、昨年来顕著に続いて来た 岸田政権と自民党の凋落現象が、これから先も続くかどうかを知る上で、一つの重要なメルクマールになると思うからです。皆様ご存知の通り、昨年来自民党はいくつもの地方行政府の首長選挙で負け続け、また国会議員の補欠選挙でも、立憲民主党に大差で負け続けてきました。そうした中で。今年4月28日に 東京15区で行われた衆院補欠選挙で、小池都知事は乙武博匡氏の全面応援に入り、連日街宣車に乗って。マイクを握り乙武氏の応援演説を行ったのにもかかわらず、立憲民主党推薦の女性議員に大差で負け。地に落ちた小池マジックと、報道メディアから酷評されました。このような小池都知事と自民党の凋落という現実を前にして、もし蓮舫候補が、小池都知事に勝ち、都知事に就任すれば、立憲民主党+日本共産党+社民党による連立野党が、次の衆議院総選挙で勝利し、政権交代が実現する可能性が、より一層現実味を帯びて来るから
8.以上を踏まえて、最後に触れておきたいのは、蓮舫氏が中国人の父親と台湾人の母親の間に生まれた娘でリ、もし今回の選挙に勝利し、都知事に就任すれば、明治維新以降の日本の議会政治において、内閣総理大臣に継ぐ重要な政治ポストである東京都知事に就任する、初めての中国人の血を引く女性だということ。そしてそのことが意味する、国際政治上、さらには男女格差のランキングで最下位近くにランクされる日本の国際イメージを向上させるうえで、極めて大きな効果と影響を及ぼすのではないかということです。
(あとに続く)
(承前)
【私たちが蓮舫氏こそ新しい都知事にふさわしいと考える理由】
1. 出馬宣言を行うに当たって、蓮舫氏が、基本的な政治方針として、まず最初に東京市民と正面から向かい合い、市民の声を聴こうという姿勢を、明確に打ち出しているから。
2.市民と共に第二の自民党として私権優先政治に堕してしまった小池都政から脱却し、真に民主主義的市民政治を再生させることによって、東京都政の健全性を回復させ、余りに巨大な人造都市に肥大化してしまった東京を、人々が自然との共感の中で共生できる生活都市として、再生させようという理念に燃えているから。
3.人に優しい生活空間として東京を再活性化するために、高齢者世帯や若者世代に対して、具体的方策を提示しながら、経済的援助の手を差し伸べようとしているから。
4.少子化現象をこれ以上悪化させないため、そして将来に向けて出生率を「1」以上に向上させるために、若者が結婚して、子供を産み、育てていけるような社会環境の構築に向けて、前向きの姿勢を打ち出しているから。
5.大都市圏内の自然空間確保のために、小池知事が三井不動産などの「私権」追求型の巨大企業による、神宮外苑や日比谷公園の樹木伐採と巨大高層ビル建築計画に「待った!」をかける姿勢を打ち出しているから。
6.戦後の歴代総理大臣が、毎年行われてきた関東大震災で理由なく虐殺された中国人や韓国人の慰霊祭に参加し、追悼の文を読み上げ、再び同じ過ちは繰り返さない決意を表明してきたのにもかかわらず、小池知事はその慣例を放棄して、追悼式そのものへの参加を辞めてしまうという「愚」を犯してしまった。それに対して、蓮舫氏はその愚を反省し、「自分が都知事に就任したら、必ず追悼式には参列し、追悼文を読む」と言明してくれたから。
7.私たちが、蓮舫氏が都知事に就任して欲しいと思う7番目の理由は、この選挙で蓮舫氏が勝つかどうかで、昨年来顕著に続いて来た 岸田政権と自民党の凋落現象が、これから先も続くかどうかを知る上で、一つの重要なメルクマールになると思うからです。皆様ご存知の通り、昨年来自民党はいくつもの地方行政府の首長選挙で負け続け、また国会議員の補欠選挙でも、立憲民主党に大差で負け続けてきました。そうした中で。今年4月28日に 東京15区で行われた衆院補欠選挙で、小池都知事は乙武博匡氏の全面応援に入り、連日街宣車に乗って。マイクを握り乙武氏の応援演説を行ったのにもかかわらず、立憲民主党推薦の女性議員に大差で負け。地に落ちた小池マジックと、報道メディアから酷評されました。このような小池都知事と自民党の凋落という現実を前にして、もし蓮舫候補が、小池都知事に勝ち、都知事に就任すれば、立憲民主党+日本共産党+社民党による連立野党が、次の衆議院総選挙で勝利し、政権交代が実現する可能性が、より一層現実味を帯びて来るから
8.以上を踏まえて、最後に触れておきたいのは、蓮舫氏が中国人の父親と台湾人の母親の間に生まれた娘でリ、もし今回の選挙に勝利し、都知事に就任すれば、明治維新以降の日本の議会政治において、内閣総理大臣に継ぐ重要な政治ポストである東京都知事に就任する、初めての中国人の血を引く女性だということ。そしてそのことが意味する、国際政治上、さらには男女格差のランキングで最下位近くにランクされる日本の国際イメージを向上させるうえで、極めて大きな効果と影響を及ぼすのではないかということです。
(あとに続く)
「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第222回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施のお知らせ(3)
(承前)
9.以上を踏まえて、最後に触れておきたいのは、蓮舫氏が中国人の父親と台湾人の母親の間に生まれた娘でリ、もし今回の選挙に勝利し、都知事に就任すれば、明治維新以降の日本の議会政治において、内閣総理大臣に継ぐ重要な政治ポストである東京都知事に就任する、初めての中国人の血を引く女性だということ。そしてそのことが意味する、国際政治上、さらには男女格差のランキングで最下位近くにランクされる日本の国際イメージを向上させるうえで、極めて大きな効果と影響を及ぼすのではないかということです。
10.このことに関連して、いささか個人的なことで恐縮ですが、私は、1973年から1998年まで、アメリカのニューヨークで生活し、欧米の音楽や絵画、文学、舞踏、写真などの芸術表現について批評・評論文を書くことを仕事にし、日本帰国後は永井荷風や森鴎外、夏目漱石、寺田寅彦、正岡子規、南方熊楠、山頭火などの小説家や俳人の文学につぃて批評や評論文を書くことに専念してきたわけですが、大学及び大学院生時代に、中国の古典文学、特に盛唐時代の詩聖と謳われた杜甫の詩について研究し、卒業論文は「杜甫の仕官について」というタイトルで、400字詰めの原稿用紙で250枚を超える大論文を書いているだけに、日本の歴史と文化‣・芸術の源泉としての中国に対しては、常に敬愛と尊敬の念を抱いてきました
そのため、太平洋戦争終結以降、日本は資本主義国家として、中国は共産主義国家として生まれ変わり、以後80年近く、国家として別の方向に歩みを進めてきたわけですが、そうした表面上の違いとは別に、中国の人々や文明・文化に対しては、一方ならぬシンパシーを抱き続けてきたわけです。そしてそのような思いを抱き続けてきたからこそ、分かるというか、見えてくることは、中国人の父親と日本人の母親の間に生まれてきた、言い換えれば中国と日本との「血統」の上でのクロスオーバーの結果として、この世に生を享けた蓮舫氏が、日本の総理大臣に次ぐ首長と言ってもいい東京都の知事に選ばれ、都政を委ねられたことで、中国の人々は中国と台湾の壁を越えて、蓮舫氏を首長に選んだ東京都民、ひいては日本国民に対して親和と敬意の感情を抱き、ともすれば不協和音が生じがちな日中関係に「親和と共感」の思いが生まれ、共有されそれが将来において、日中和解を生み出す「胚種」となるのではないかと考えていること……。それが、私が、蓮舫氏を東京都の新知事に選ばれるべきだと考える大きな理由だということを御理解頂ければ幸いです。
以上のような視点に立って、今回の都知事選が持つ政治的意義を考えて見ると、連邦氏が都政刷新の旗を掲げて立候補してくれたことに、私たちは本当に勇気づけられ、蓮舫氏が勝つために、東京都民だけでなく、全国民が心を一つにして、何重もの「小池包囲網」を築き上げ、蓮舫氏が圧倒的力で勝利できる体制を、全国民的レベルで作り上げることが不可欠であると考えますが、いかがでしょうか。
(あとに続く)
(承前)
9.以上を踏まえて、最後に触れておきたいのは、蓮舫氏が中国人の父親と台湾人の母親の間に生まれた娘でリ、もし今回の選挙に勝利し、都知事に就任すれば、明治維新以降の日本の議会政治において、内閣総理大臣に継ぐ重要な政治ポストである東京都知事に就任する、初めての中国人の血を引く女性だということ。そしてそのことが意味する、国際政治上、さらには男女格差のランキングで最下位近くにランクされる日本の国際イメージを向上させるうえで、極めて大きな効果と影響を及ぼすのではないかということです。
10.このことに関連して、いささか個人的なことで恐縮ですが、私は、1973年から1998年まで、アメリカのニューヨークで生活し、欧米の音楽や絵画、文学、舞踏、写真などの芸術表現について批評・評論文を書くことを仕事にし、日本帰国後は永井荷風や森鴎外、夏目漱石、寺田寅彦、正岡子規、南方熊楠、山頭火などの小説家や俳人の文学につぃて批評や評論文を書くことに専念してきたわけですが、大学及び大学院生時代に、中国の古典文学、特に盛唐時代の詩聖と謳われた杜甫の詩について研究し、卒業論文は「杜甫の仕官について」というタイトルで、400字詰めの原稿用紙で250枚を超える大論文を書いているだけに、日本の歴史と文化‣・芸術の源泉としての中国に対しては、常に敬愛と尊敬の念を抱いてきました
そのため、太平洋戦争終結以降、日本は資本主義国家として、中国は共産主義国家として生まれ変わり、以後80年近く、国家として別の方向に歩みを進めてきたわけですが、そうした表面上の違いとは別に、中国の人々や文明・文化に対しては、一方ならぬシンパシーを抱き続けてきたわけです。そしてそのような思いを抱き続けてきたからこそ、分かるというか、見えてくることは、中国人の父親と日本人の母親の間に生まれてきた、言い換えれば中国と日本との「血統」の上でのクロスオーバーの結果として、この世に生を享けた蓮舫氏が、日本の総理大臣に次ぐ首長と言ってもいい東京都の知事に選ばれ、都政を委ねられたことで、中国の人々は中国と台湾の壁を越えて、蓮舫氏を首長に選んだ東京都民、ひいては日本国民に対して親和と敬意の感情を抱き、ともすれば不協和音が生じがちな日中関係に「親和と共感」の思いが生まれ、共有されそれが将来において、日中和解を生み出す「胚種」となるのではないかと考えていること……。それが、私が、蓮舫氏を東京都の新知事に選ばれるべきだと考える大きな理由だということを御理解頂ければ幸いです。
以上のような視点に立って、今回の都知事選が持つ政治的意義を考えて見ると、連邦氏が都政刷新の旗を掲げて立候補してくれたことに、私たちは本当に勇気づけられ、蓮舫氏が勝つために、東京都民だけでなく、全国民が心を一つにして、何重もの「小池包囲網」を築き上げ、蓮舫氏が圧倒的力で勝利できる体制を、全国民的レベルで作り上げることが不可欠であると考えますが、いかがでしょうか。
(あとに続く)
「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第222回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施のお知らせ(4)
(承前)
ところが、小池都知事は、こうして連邦氏を中核として、東京市民による小池包囲網が日に日に強化されてきている現実をおそれ、おびえてしまったのでしょう。そのせいいで、小池氏はこそこそと自民党と密談し、「ステルス」作戦という卑怯な形で自民党の支援を取り付け、さらにまた公明党や連合の支援も取り付けたものの、何かに怯えたように、自らを東京都民の前に晒すことを避け、テレビや右系新聞の事なかれ主義に便乗して、二期に及ぶ小池都政の成果を誇大に言い募ることで、自身への支持基盤を固め、広げ、勝利を確実なものにしようと、極めて不誠実かつ卑劣な手段によって、三期目の都知事のポストをだまし取ろうとしているように見受けられます。何故、小池氏は、都民の前に正々堂々と出て来て、自身の信じる政策を訴えるという、民主主義の王道とも言うべき戦術を取ろうとしないのでしょうか。これまでにこれほど都民の目から逃げ隠れし、姑息な手段によって、都知事のポストを得ようとした候補者はいたでしょうか?
次にもう一つ、どうしても触れておかなければなり問題して、今回メディアを通して大きく取りあげられてきた学歴詐称問題です。出馬表明を前にして、学歴詐称疑惑が再び大きな問題となることを恐れて、小池氏は出馬しないのでないかという見方が、テレビやインターネット・メディアを通して広がりました。さらに小池氏にとって不利になっているのは、かって小池氏の側近として都庁にあって、小池氏をサポートして来た弁護士の小島敏郎氏が、「私は、小池氏の学歴偽造に手を貸してしまった」と自ら名乗り出て、小池氏がもし出馬を決意し、経歴欄に再び「カイロ大学卒業」と記したなら、刑事告発すると警告されたことも、小池不出馬のうわさが流布する要因となりました。
しかし、小池氏は、今回も再び「カイロ大学卒業」とポスターに書き込んだ上で、出馬を表明し、これを受けて小島氏は告訴状を検察庁に提出し、小池氏は愈々瀬戸際に立たされることになってしまいました。確かに、この問題は、前回の都知事選挙においても、大きな問題となり、危機感に駆られた小池氏が、側近の小島氏に「何とかしてほしい」と泣きつき、それを受けて、小島氏が「それならカイロ大学から卒業したという声明を出してもらえばいいじゃないですか」とアドヴァイスし、それを受けて、小池氏がカイロ大学と、駐日本エジプト大使館に掛け合って、「卒業している」という声明文を発出してもらい、それがエジプト大使館のホーム・ページに掲載されたことで、事態は一気に沈静化し、小池氏は窮地を脱出して、二期目の東京都知事の座に就くことが出来たわけです。ですが、今回は、小島市の刑事訴訟を筆頭に、小池氏の学歴詐称を証明する証言がいくつもでてきていることもあり、選挙戦に入ってからも疑惑の声は一向に沈静化する気配を見せておらず、小池氏は益々窮地に追い込まれているように見うけられます。
(あとに続く)
(承前)
ところが、小池都知事は、こうして連邦氏を中核として、東京市民による小池包囲網が日に日に強化されてきている現実をおそれ、おびえてしまったのでしょう。そのせいいで、小池氏はこそこそと自民党と密談し、「ステルス」作戦という卑怯な形で自民党の支援を取り付け、さらにまた公明党や連合の支援も取り付けたものの、何かに怯えたように、自らを東京都民の前に晒すことを避け、テレビや右系新聞の事なかれ主義に便乗して、二期に及ぶ小池都政の成果を誇大に言い募ることで、自身への支持基盤を固め、広げ、勝利を確実なものにしようと、極めて不誠実かつ卑劣な手段によって、三期目の都知事のポストをだまし取ろうとしているように見受けられます。何故、小池氏は、都民の前に正々堂々と出て来て、自身の信じる政策を訴えるという、民主主義の王道とも言うべき戦術を取ろうとしないのでしょうか。これまでにこれほど都民の目から逃げ隠れし、姑息な手段によって、都知事のポストを得ようとした候補者はいたでしょうか?
次にもう一つ、どうしても触れておかなければなり問題して、今回メディアを通して大きく取りあげられてきた学歴詐称問題です。出馬表明を前にして、学歴詐称疑惑が再び大きな問題となることを恐れて、小池氏は出馬しないのでないかという見方が、テレビやインターネット・メディアを通して広がりました。さらに小池氏にとって不利になっているのは、かって小池氏の側近として都庁にあって、小池氏をサポートして来た弁護士の小島敏郎氏が、「私は、小池氏の学歴偽造に手を貸してしまった」と自ら名乗り出て、小池氏がもし出馬を決意し、経歴欄に再び「カイロ大学卒業」と記したなら、刑事告発すると警告されたことも、小池不出馬のうわさが流布する要因となりました。
しかし、小池氏は、今回も再び「カイロ大学卒業」とポスターに書き込んだ上で、出馬を表明し、これを受けて小島氏は告訴状を検察庁に提出し、小池氏は愈々瀬戸際に立たされることになってしまいました。確かに、この問題は、前回の都知事選挙においても、大きな問題となり、危機感に駆られた小池氏が、側近の小島氏に「何とかしてほしい」と泣きつき、それを受けて、小島氏が「それならカイロ大学から卒業したという声明を出してもらえばいいじゃないですか」とアドヴァイスし、それを受けて、小池氏がカイロ大学と、駐日本エジプト大使館に掛け合って、「卒業している」という声明文を発出してもらい、それがエジプト大使館のホーム・ページに掲載されたことで、事態は一気に沈静化し、小池氏は窮地を脱出して、二期目の東京都知事の座に就くことが出来たわけです。ですが、今回は、小島市の刑事訴訟を筆頭に、小池氏の学歴詐称を証明する証言がいくつもでてきていることもあり、選挙戦に入ってからも疑惑の声は一向に沈静化する気配を見せておらず、小池氏は益々窮地に追い込まれているように見うけられます。
(あとに続く)
「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第222回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施のお知らせ(5)
(承前)
さらにまた、神宮外苑街路樹伐採問題や、その跡地に巨大マンションの建設計画、あるいは築地魚市場再開発計画を巡る、三井不動産との癒着、さらには東京都庁の幹部14人の三井不動産への天下り疑惑や、総額48億円もかけて実現した東京都庁のビルを使ったプロジェクト・マッピングが、東京オリンピックに絡む不正事件で指名停止処分を受けている電通の子会社が指名落札を受けたという疑惑などなど、小池都政を巡っては次々と不正疑惑が報じられているなかで繰り広げられる選挙戦は、小池知事にとっては不利に展開していくはずなのに、それでも報道関係の世論調査では、小池氏が蓮舫氏を10ポイント以上もりードしているというニュースに接すると、小池氏と自民党、さらにはテレビを中心とする報道メディアが、私たちの目に見えないところで手を結び、反蓮舫キャンぺーを仕掛けており、それに乗せられて都民は、小池氏支持に加担し、結果「蓮舫氏は負けてしまうのではないか」という不安が、私たちの胸中に浮かんできていることも否定できません。
いやそれだけではなく、もし蓮舫氏が敗れるとすると、腐敗しきった自民党の私権最優先政治の悪の連鎖を断ち切るべしという、「歴史の意志」と東京都民、ひいては、日本国民の意志と決意の連鎖の「綱」が断ち切られ、再び自民党の支配による、「私権政治」が復活し、日本の政治に民主主義が復活する「道」は一気に断ち切られてしまうのではない・・・・・・。そうした不安に囚われているのは、私たちだけではないはずです。
そうなのです。こうした不安を杞憂として終わらせるためにも、蓮舫氏は、小池氏と東京都庁議員とお抱えメディアの都庁詰めの新聞やテレビ記者との癒着の構造と、その実態を積極的に暴き立て、まともな記者会見を開かず、よしんば開いても小池氏お気に入りの新聞やテレビbeki記者だけに質問を許し、当たり障りのない答弁でお茶を濁して、都民をだまくらかすというこれまでの、閉ざされた記者会見の在り方を厳しく追及し、もっとスペースの広い、常設の記者会見の会場を用意し、フリーのジャーナリストの自由参加も認めるべきであることを言明すべきでしょう。
私たちは、東京都民の方々に、今こそ乾坤一滴の勝負の時と、覚悟を決めて、日本の民主主義を回復させるために、蓮舫氏を勝利させるために、私たちを含めて、民主主義と平和こそが、日本が日本であるためのレーゾン・レーテルであると信じる日本国民のバックアップを背に、東京都民の皆さまが、蓮舫都政を実現させるべく、全力を尽くして戦って頂けるよう、心から祈りながら、7月9日正午からスタートする「ハンスト・イン」に参加する所存です。
2024年7月1日
ガンジーの会代表:末延芳晴
(承前)
さらにまた、神宮外苑街路樹伐採問題や、その跡地に巨大マンションの建設計画、あるいは築地魚市場再開発計画を巡る、三井不動産との癒着、さらには東京都庁の幹部14人の三井不動産への天下り疑惑や、総額48億円もかけて実現した東京都庁のビルを使ったプロジェクト・マッピングが、東京オリンピックに絡む不正事件で指名停止処分を受けている電通の子会社が指名落札を受けたという疑惑などなど、小池都政を巡っては次々と不正疑惑が報じられているなかで繰り広げられる選挙戦は、小池知事にとっては不利に展開していくはずなのに、それでも報道関係の世論調査では、小池氏が蓮舫氏を10ポイント以上もりードしているというニュースに接すると、小池氏と自民党、さらにはテレビを中心とする報道メディアが、私たちの目に見えないところで手を結び、反蓮舫キャンぺーを仕掛けており、それに乗せられて都民は、小池氏支持に加担し、結果「蓮舫氏は負けてしまうのではないか」という不安が、私たちの胸中に浮かんできていることも否定できません。
いやそれだけではなく、もし蓮舫氏が敗れるとすると、腐敗しきった自民党の私権最優先政治の悪の連鎖を断ち切るべしという、「歴史の意志」と東京都民、ひいては、日本国民の意志と決意の連鎖の「綱」が断ち切られ、再び自民党の支配による、「私権政治」が復活し、日本の政治に民主主義が復活する「道」は一気に断ち切られてしまうのではない・・・・・・。そうした不安に囚われているのは、私たちだけではないはずです。
そうなのです。こうした不安を杞憂として終わらせるためにも、蓮舫氏は、小池氏と東京都庁議員とお抱えメディアの都庁詰めの新聞やテレビ記者との癒着の構造と、その実態を積極的に暴き立て、まともな記者会見を開かず、よしんば開いても小池氏お気に入りの新聞やテレビbeki記者だけに質問を許し、当たり障りのない答弁でお茶を濁して、都民をだまくらかすというこれまでの、閉ざされた記者会見の在り方を厳しく追及し、もっとスペースの広い、常設の記者会見の会場を用意し、フリーのジャーナリストの自由参加も認めるべきであることを言明すべきでしょう。
私たちは、東京都民の方々に、今こそ乾坤一滴の勝負の時と、覚悟を決めて、日本の民主主義を回復させるために、蓮舫氏を勝利させるために、私たちを含めて、民主主義と平和こそが、日本が日本であるためのレーゾン・レーテルであると信じる日本国民のバックアップを背に、東京都民の皆さまが、蓮舫都政を実現させるべく、全力を尽くして戦って頂けるよう、心から祈りながら、7月9日正午からスタートする「ハンスト・イン」に参加する所存です。
2024年7月1日
ガンジーの会代表:末延芳晴
「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第221回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施のお知らせ(1)
日本と世界の未来のために九条を護り
その基本精神を世界に向けて実現していくべきだと考えるすべての皆さまへ!
毎月9日恒例の「9の日・9条・ハンスト・イン」が近づいて参りましたので、お知らせいたします。
221回目を迎える今回の「ハンスト・イン」は、6月9日(日)正午からスタートします。「二度と戦争は起こさない」という、79年前の世界人類の共同理念、あるいは祈念の象徴として成立した、人類史上初の日本の「平和憲法」は、世界人類のレガシーとして守り通さなければならない宝物と思われる方々の参加を、心よりお待ち致しております。
毎月一回「9日」の日を「9の日」と定め、「平和憲法=九条」を守り通すために、「ハンスト・イン」を20年もの長きにわたって続けて来た理由とそのことの意義について、人類初の「歴史への証言」行為という視点から意義づけ、その上で、私たちの「証言行為」に対する見返りとして、世界人類の共同意志と思念の反映としての「歴史」は、今、安倍政治に象徴される「政治の私物化」と憲法第九条の廃棄を実質的目的とする悪性腫瘍とも言うべき、日本を再び戦前の大日本帝国に倣った軍国主義国家に再生させるべきだという、時代錯誤も甚だしい自民党の「宿願」を「悪魔のたくらみ」として否定し、日本の政治が真に民主的で平和主義的な憲法に立ち返る道を用意してくれようとしているように見えます。
さてそれなら・なぜそう見えるのか……、具体的な例証を挙げるとすると、自民党の私権至上主義の象徴と言ってもいいパーティ券の売り上げ利益のキックバックの実態が次々と暴露された結果、私的利益追求組織と化してしまった自民党の派閥の解消に止まらず、自民党のそのものが解体の危機に追い込まれてしまっているように見受けられます。さらに加えて、政治資金規正法案の作成に向けて真摯に取り組もうとしない岸田首相や自民党に対する世論の支持率は大幅に下落。最近の衆議院補欠選挙や静岡県知事選挙など地方自治体の首長選挙における自民党の相次ぐ敗退などなど、このまま自民党に対する逆風がますます吹き募り、自民党の地盤沈下が進み、立憲民主党への支持率が大幅に上昇し続けて行けば、近い将来政権交代が実現し、立憲民主党を中心とした野党連合政権が誕生し、立憲民主主義と平和主義を国是とする、日本再建政権が夢でなく現実化する可能性が、具体化して来ていると言っていいでしょう。
ただしかし、私たちが望む「日本再建政権」を実現させるためには、どうしても勝ち抜かなければならない、天下分け目の関ヶ原の戦いが、間近に控えていることも忘れてはなりません。すなわち、7月7日に投開票が行われる東京都知事選挙において、5月27日に東京都知事選に出馬宣言した蓮舫氏がいみじくも指摘しているように、蓮舫氏が間違いなく小池都知事に勝つという鉄壁の野党連合を築き上げなければならないということ。しかし、そうは言っても鉄壁の野党連合」を構築することは、口で言うほど容易な事ではありません。
(後に続く)
日本と世界の未来のために九条を護り
その基本精神を世界に向けて実現していくべきだと考えるすべての皆さまへ!
毎月9日恒例の「9の日・9条・ハンスト・イン」が近づいて参りましたので、お知らせいたします。
221回目を迎える今回の「ハンスト・イン」は、6月9日(日)正午からスタートします。「二度と戦争は起こさない」という、79年前の世界人類の共同理念、あるいは祈念の象徴として成立した、人類史上初の日本の「平和憲法」は、世界人類のレガシーとして守り通さなければならない宝物と思われる方々の参加を、心よりお待ち致しております。
毎月一回「9日」の日を「9の日」と定め、「平和憲法=九条」を守り通すために、「ハンスト・イン」を20年もの長きにわたって続けて来た理由とそのことの意義について、人類初の「歴史への証言」行為という視点から意義づけ、その上で、私たちの「証言行為」に対する見返りとして、世界人類の共同意志と思念の反映としての「歴史」は、今、安倍政治に象徴される「政治の私物化」と憲法第九条の廃棄を実質的目的とする悪性腫瘍とも言うべき、日本を再び戦前の大日本帝国に倣った軍国主義国家に再生させるべきだという、時代錯誤も甚だしい自民党の「宿願」を「悪魔のたくらみ」として否定し、日本の政治が真に民主的で平和主義的な憲法に立ち返る道を用意してくれようとしているように見えます。
さてそれなら・なぜそう見えるのか……、具体的な例証を挙げるとすると、自民党の私権至上主義の象徴と言ってもいいパーティ券の売り上げ利益のキックバックの実態が次々と暴露された結果、私的利益追求組織と化してしまった自民党の派閥の解消に止まらず、自民党のそのものが解体の危機に追い込まれてしまっているように見受けられます。さらに加えて、政治資金規正法案の作成に向けて真摯に取り組もうとしない岸田首相や自民党に対する世論の支持率は大幅に下落。最近の衆議院補欠選挙や静岡県知事選挙など地方自治体の首長選挙における自民党の相次ぐ敗退などなど、このまま自民党に対する逆風がますます吹き募り、自民党の地盤沈下が進み、立憲民主党への支持率が大幅に上昇し続けて行けば、近い将来政権交代が実現し、立憲民主党を中心とした野党連合政権が誕生し、立憲民主主義と平和主義を国是とする、日本再建政権が夢でなく現実化する可能性が、具体化して来ていると言っていいでしょう。
ただしかし、私たちが望む「日本再建政権」を実現させるためには、どうしても勝ち抜かなければならない、天下分け目の関ヶ原の戦いが、間近に控えていることも忘れてはなりません。すなわち、7月7日に投開票が行われる東京都知事選挙において、5月27日に東京都知事選に出馬宣言した蓮舫氏がいみじくも指摘しているように、蓮舫氏が間違いなく小池都知事に勝つという鉄壁の野党連合を築き上げなければならないということ。しかし、そうは言っても鉄壁の野党連合」を構築することは、口で言うほど容易な事ではありません。
(後に続く)