過去ログ12 2023/5/2 17:20

仙コリ
Re2:ヨンサントオ直前(昭和43年8月)の急行利尻の編成について
studio4310様

自己レスで失礼します。

急行利尻の編成についてさらに調べてみましたが、当サイトのリンク先で
あるARC資料館によると、昭和42年9月まではユニは旭川−稚内間、
ハニが旭川−音威子府間(下りのみ連結)の増結で、編成順序は札幌寄り
から、ハニ・ユニ・ニ・座席車及び寝台車といった順序であったようで、
増結車は2両とも旭川駅で最後部に連結されたようです。
これは、増結車(郵便車・荷物車および客室との合造車)は基準寄に
連結するといった内規があったためで、こちらが優先されたようです。

一方、昭和42年10月から昭和43年9月までは、増結車はスハニ62だけで、
旭川−音威子府間(下りのみ連結)の増結であり、編成順序は札幌寄り
から、スハニ62・マニ60・スユニ60・寝台車・座席車といった順序と
なっており、こちらは増結車は基準寄に連結する、基準寄から荷物車・
郵便車・客室の順序とする、といった双方の内規通りとなっております。

ご乗車された列車の編成記録ではスユニ60は旭川からの増結であった
との事ですが、記録違いであったか、当日なんらかの理由でスユニ60が
本来の札幌駅からの連結ではなく、旭川駅からの連結に変更されていた
という可能性はないでしょうか?
(ちなみに昭和43年10月1日優等列車編成順序表によっても、旭川からの
 増結はスハニのみであり、スユニは全区間の連結となっていますが、
 スユニの札幌−旭川間は回送扱いとなっています。) Up 5/2 17:20


仙コリ
Re:ヨンサントオ直前(昭和43年8月)の急行利尻の編成について
studio4310様

急行利尻の編成についてのご質問ですが、旭川からの増結車である
スハニ62とスユニ60を、旭川まで最後尾であったマニ60の後部に
そのまま連結する事なく、なぜマニ60をわざわざ増結車2両の間に
連結しなおしたか?という事ですよね。

列車の編成順序については国鉄の内規で定められており、基準寄
(函館本線においては函館駅)から荷物車・郵便車・客室及び食堂
といった順序となっていたようです。
これは荷物運搬のための設備が各駅の基準寄に設置されていた為であり、
各種文献に記載されている編成記録を調べてみても、原則としてはこの
順序となっております。
(一部に荷物車と郵便車の順序が逆の例が見られますが)

そのため、この急行利尻の場合においても、増結車であるスユニを
マニとスハニの間に挟むことなく、マニを間に連結しなおし、基準寄から
荷物車(荷物室)・郵便車(郵便室)といった順序にしたと思われます。

なお、客室を有するスハニ62が最後尾に連結されているのは、途中駅の
音威子府までの増結車であるためであると思われます。 Up 5/2 17:15


studio4310
ヨンサントオ直前(昭和43年8月)の急行利尻の編成について
初めての渡道で札幌から稚内まで乗車した夜行急行「利尻」317レの編成をメモってあるのですが、真夏の繁忙期で12両編成(札幌-旭川は8両でC57牽引・音威子府-稚内は11両で旭川-南稚内はC55重連)でした。最後尾旭川側からスハニ62(旭川〜音威子府)+マニ60(大航2運用)+スユニ60(旭川〜稚内)+オハネ17+オロハネ10+スロ52+…となっていました。疑問点はマニ60の扱いです。札幌から連結されてきたマニ60をわざわざ間に挟む必要があったのでしょうか?このマニ60は大阪から日本海縦貫で青函を渡ってきていました。
ちなみにこの時期のオロハネのハネ側は非冷房(昭和44年に冷房化)、稚内側の増結車はオハ35+オハフ33(1030)でした。


クモイ103
「てっぱく平日アフタヌーンパス」
…という切符ができたとのことです。鉄道博物館公式サイトより。
その名の通り平日の12時以降のみ入館できるもので、土曜日は対象外と思われます。
発売日から1年間有効、値段は4,000円ですから4回行けば元が取れます。
記名式、エントランスカウンターにて販売。
使える人は少なそうにも思えますが、以前発売されていた年間パスポートは
近所の小さなお子さんを持つお母さんに人気だったらしいですから、
意外と売れるかも?

ライブラリーは相変らず、鉄博への入館とはまた別の完全予約制です。
まず鉄博に電話 → ライブラリーにつないでもらって予約 →
そのあとで鉄博自体に入館する算段、という二段階の手続きが必要です。


銀河2号
RE4:準急「いこい」の編成と車体の色について
クモイ103様
 標記の件について、ご教示ありがとうございます。
 昭和39年10月以降の2等車はやはり、スハ43、スハフ42のようですね。
 1等車はスロ54(ぶどう色)、ナロ10(青)、スロ60(青)と変遷していった
 ように思えます。大宮駅の駅スタンプが最近新調されたので、押印を兼ね 
 て、鉄博のライブラリーで資料を見てきたいと思います。


クモイ103
Re3: 準急「いこい」の編成と車体の色について
銀河2号様

昭和39年10月1日現在の「主要客車列車編成順序表」によると、
905レ準急[いこい]の編成は次の通りです。
 @スハフ Aスロ54 B〜Eスハ Fスハフ (以上 東11 伊東行)
 Gスハフ HIスハ Jスロ54 Kスハフ (以上 東12 修善寺行)
2等車は形式が指定されていませんから、実質スハ43・スハフ42の可能性が高いです。

昭和40年10月1日でも、名前が1815レ準急[第2いでゆ]と変わっただけで
編成と運転時刻は変化ありません。

昭和42年10月1日になると、1815レ[第2いでゆ]のまま準急廃止で急行となり、
スロが2両とも60に変わっており、時刻も若干変わっています。

なお、これらの資料は鉄博のライブラリーで閲覧できますからご参考まで。


銀河2号
RE:準急「いこい」の編成と車体の色について
風来人 様
 大変貴重な情報を早々に教えて頂きありがとうございます。やはり、ぶどう
色に青色の車両が混成されていたんですね。それが判っただけでも、投稿した甲斐がありました。あとは、昭和39年以降の編成がわかるといいのですが。スハ43とスハフ42主体に変更されたような気がするのですが。


風来人
Re:準急「いこい」の編成と車体の色について
銀河2号様

鉄道ファン No.181(1976年5月号)に、1963年4月21日に修善寺付近で撮影された準急いこいの写真が掲載されています。

12号車:スハフ43 10番台(ぶどう色)
11号車:スロ54(ぶどう色+等級帯)
10号車と9号車:スハ44(青色+車体裾にライン)
8号車:スハフ43 10番台(ぶどう色)の編成と思われます。

モノクロ写真ではありますが、青色の2両については他の3両よりも明らかに薄く写っているように見えます。


銀河2号
準急「いこい」の編成と車体の色について
かつて東京〜伊東・修善寺間に運行されていた客車準急「いこい」の昭和36年以降から昭和43年の廃止までの編成と車体の色について、ご存じの方は是非ご教示ください。
 当方にて確認できている情報を下記に箇条書きしてみます。
 1. 12両編成で1〜7号車が伊東行き、8〜12号車が修善寺行き
   EF58が東京〜伊東を牽引。修善寺編成は熱海から別のEF58
   が牽引し、三島からは伊豆箱根鉄道のED31形が牽引。
 2. 昭和35〜36年に近代化改装を受けたスハ44系が主体の編成。
   1等車が2号車と11号車に編成され、スロ54を使用。
 3. 昭和40年10月1日に「第2いでゆ」に改称され、ヨンサトオで廃止。
 4. ARC資料館にもはっきりした編成は掲載されていない。
 5. 伊豆箱根鉄道にも問い合わせしましたが、古い話でかつ他社の車両
   のことなので、詳細は不明とのこと。
 6. 入手した写真
    昭和38年6月15日東京駅に入線中:
           12号車スハフ43ー22ぶどう色(?)
           11号車スロ54 窓下に帯
           10号車スハ44 車体裾にラインあり
         9号車より前の車両 スハ44系に見えます
    昭和40年8月12日伊東駅の留置線に停車中
           1号車 スハフ42
           2号車 ナロ10ー31 窓下に帯
           3・4号車 スハ43(窓配置がスハ44とは違う)
    いずれも車体・帯の色は白黒なので判然としません
 <確認したい事項>
   * 昭和36年以降ぶどう色のスハ44形を主体に編成されたことはま
     ず間違いないと思いますが、団体専用車用の青塗装に裾クリー
     ム色の車両も混成されていたのかという点。
   * 昭和39年以降、スハ44形が瀬戸、明星、銀河などの幹線系統の
     急行列車に使用されるようになり、スハ43形(ぶどう色または
     青色)に、1等車もナロ10(ぶどう色または青色)に変更され
     たのかという点。

   以上です。よろしくお願いします。


クモイ103
Re3: マロネロ37ルーツのマロネ29
ナイロフ様

お役に立てたようで良かったです。

昭和33年10月より前の客車の配置については、本年1月26日に書き込んだ通り、
少なくとも一般に入手可能で全国を網羅したのものは無いと思われます。

私の場合は鉄道友の会・客車気動車研究会に所属し、そのお付き合いで情報を頂いています。
具体的には各鉄道局(鉄道管理局)の局報に不定期に掲載される管内の配置表で、
断片的な情報ですが、集めて並べれば流れが見えてくることもあります。
寝台車や食堂車などは常備駅が限られますから、的が絞られます。
諸先輩方が何十年にもわたって蓄積され、散逸しないよう有志が管理している貴重な資料です。


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