過去ログ14 2023/8/10 2:26

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北海道における旧客について
また模型で編成を組むにあたって妥協していいのかわからない点が出てきたので再訪させていただきました。
北海道型の客車は一般に極寒仕様ということで歯車式発電機と大型蓄電池、二重窓の装備が一般的だと思うのですが、この仕様のものは模型としてはあまり流通していません。そこで一般仕様のもので代用してもよいのかというところが気になりまして... 特にスハ32系の耐寒仕様ではない車両は北海道にも存在していたものなのでしょうか?


仙コリ
Re5:オハシ30が組み込まれた列車
国鉄マニアのモデラー様

オハシ30が組み込まれた列車についてですが、わかりにくかったと
思われますが、掲載した編成図の下部に記載した通り、資料的には
急行「青葉」となっていますが、その当時に実際にオハシ30が連結
されていたのは、併結された秋田発着の急行「鳥海」となります。

オハ35改造車に限定した使用列車遍歴はわからなかったのですが、
元スハ32のオハシ30も含めると、手持ち資料にオハシ30を連結した
編成記録もしくは編成例がある列車をあげてみますと

昭和26年 急行「霧島」
昭和28年 急行「筑紫」「玄海」
昭和29年 急行「玄海」「みちのく」「青葉」
昭和30年 急行「阿蘇」
昭和31年 急行「すずらん」
昭和33年 急行「鳥海」
昭和34年 急行「鳥海」
昭和37年 急行「佐渡」「越路」

となります。

このうち、編成記録上オハ35改造車が連結されていた可能性が高い
と思われる列車は、「筑紫」「鳥海」「佐渡」「越路」となります。


国鉄マニアのモデラー
Re4:オハシ30が組み込まれた列車
クモイ103様 仙コリ様
編成例の提供ありがとうございますm(*_ _)m
投稿してくださった編成表を見た感じ急行青葉に組み込まれた事が多かったのでしょうかね?
牽引機はEF58の代わりにEF56にして編成を組もうと思います。この度はありがとうございました。


仙コリ
Re3:オハシ30が組み込まれた列車
国鉄マニアのモデラー様

オハ35改造のオハシ30が組み込まれた編成記録についてですが、さらに
1例みつけましたので、昨日の2例と併せて編成図にしてみました。
https://i.imgur.com/I1XSilV.jpg Up 6/20 21:57


仙コリ
Re2:オハシ30が組み込まれた列車
国鉄マニアのモデラー様

オハ35改造のオハシ30が組み込まれた編成記録についてですが
手持ちの資料から2例ほど見つける事が出来ました。

1958年10月17日
上り急行「あおば」 仙台→上野
EF58 36
スハニ35 12 仙セン
スハ43 463 仙セン
スハフ42 284 仙セン
オロ35 20 仙セン
スロ51 46 仙セン
スハ43 193 盛モカ
スハフ42 241 盛モカ
オロ40 33 東オク
スロ60 25 秋アキ
オハシ30 2 秋アキ
ナハ11 65 秋アキ
ナハ11 69 秋アキ
ナハフ11 21 秋アキ

1959年10月11日
下り急行「青葉」 上野→盛岡・秋田
EF58 134
スハフ32 68 仙フク 福島行
スハフ42 318 秋アキ 秋田行
ナハ11 2083 秋アキ  〃
ナハ11 2098 秋アキ  〃
ナハ11 2084 秋アキ  〃
オハシ30 1 秋アキ  〃
スロ51 46 秋アキ  〃
スハフ42 2017 盛モカ 盛岡行
スハ43 636 盛モカ  〃
スロ51 14 仙セン 仙台行
オロ35 57 仙セン  〃
スハフ42 164 仙セン  〃
スハ43 2454 仙セン  〃
スハニ37 2002 仙セン  〃

2例とも、鉄道ファン1977年6月号掲載
「食堂車の付いた客車列車編成記録」より

参考になりましたら幸いです。 Up 6/20 22:00


クモイ103
Re: オハシ30が組み込まれた列車
国鉄マニアのモデラ―様

オハ35改造のオハシ30とはツボを突かれました(笑)
私的にこの車両といえば何と言っても次の事例です。

昭和37年6月10日〜昭和38年5月31日
701レ急行[佐渡]上野→新潟
704レ急行[越路]新潟→上野
(上野方)オハニ36+スロ60+スロ51+オハシ30(2002・2003)+ナハ10+オハ×4+オハフ45(新潟方)
オハは36又は元スハ43の46です。時代的に牽引機EF58を含めて全てぶどう色です。

昭和38年1月、日本列島を襲った伝説の「サンパチ豪雪」がありました。
23日午後の上り「越路」は発車直後から難行苦行に見舞われ、
国鉄史上空前絶後の106時間21分という遅延を出して、
28日朝、ようやく上野にたどり着きました。
編成記録は今のところ見つけることができていませんが、
所定ではオハシ30が入っていたはずです。立ち往生した列車内で
貴重な食糧の供給基地になったのではないかと勝手に想像しています。

なおこの辺の話題は当HPの「倶楽部メモSP 主な話題」で、
「編成・運用や地域の話題」
→「客車の編成・運用についての話題」
 →「上越急行とサンパチ豪雪」
に触れられていますのでご参考までに。


国鉄マニアのモデラー
オハシ30が組み込まれた列車
お久しぶりです。国鉄マニアのモデラーです。
近いうちにオハ35を改造してオハシ30を作ろうと思っているのですが、オハ35改造のオハシ30が組み込まれた編成例って何があるのでしょうか?どなたか教えていただけないでしょうか?


クモイ103
Re12: ヨンサントオ直前(昭和43年8月)の急行利尻の編成について
仙コリ様

> Rail Magazine誌の1995年11月号
ご指摘の通りで、RM MODELS誌の誤りでした。
申し訳ありません。過去ログも修正頂けると幸いです。

正確に言えば、RM MODELS 1995年11月号のP.79〜81に掲載されている
全盛時代の10系寝台 [昭和42年10月1日時点での10系寝台使用列車編成表]
(作成:三宅俊彦)の一番最後に収録された編成図でした。
札幌寄りから スハニ旭・音(下りのみ)+マニ+スユニ+ナハネ11+オロハネ10+スロ+スハ×3+スハフ+スハ旭−稚 となっています。

因みに、以前話題となった10系ハネの冷房車と非冷房車の混結例がありました。
上野−新潟 急701・702<天の川>が、上野寄りから
オユ+オロネ10+オハネ17+スハネ16×5+ナハネフ10となっています。
(主要客車列車編成順序表は確認していません)


仙コリ
Re11: ヨンサントオ直前(昭和43年8月)の急行利尻の編成について
クモイ103様

鉄道博物館まで足を運んでいただき調査していただきましてありがとう
ございました。

やはりヨンサントオ改正時の運用が、編成が同様である昭和42年10月
改正時点から同じ運用であったようですね。

これで疑問点の一部が解決しましたが、根本的には謎のままですね。
この期間の他の乗車記などもあればよいのですが。

ところで以前クモイ103様の書き込みで紹介していただいた書籍が
(RM誌1995-11)となっていまして、手持ちの書籍を探したところ
Rail Magazine誌の1995年11月号は所有していたのですが、該当記事は
見つかりませんでした。もしかするとRM MODELS誌の方ですかね?

参考までにJTB時刻表の昭和42年9月号・10月号・昭和43年10月号掲載
の急行「利尻」の列車編成表の表記(問題の連結区間の文字ずれ)を
出来る限り再現したものと、昭和42年10月と昭和43年10月の主要客車
列車編成順序表の表記(昭和42年10月のものは、昭和43年10月のものを
元に、今回クモイ103様からいただいた情報から作成したもの)を
再現した比較表を作成してみましたので、掲載させていただきます。
https://i.imgur.com/0NNEag3.jpg
https://i.imgur.com/eseZu9p.jpg


クモイ103
Re10: ヨンサントオ直前(昭和43年8月)の急行利尻の編成について
studio4310様、仙コリ様

昭和42年10月現在の「主要客車列車編成順序表」を調べてきました!
くだんのスユニは札幌から連結され、旭川までは回送扱いでした。
従って、仙コリ様のご推測通り、ヨンサントオ改正時の運用が
この1年前の時点で出来ていたことになります。
いろいろと疑問を差し挟んで失礼しました。

詳しくは札幌寄り(後方)から下記の通りです。
・旭荷53スハニ(旭−音)(全区間荷室〆切)
・札荷61マニ (札−稚)(札幌-岩見沢-美唄-滝川-深川-旭川間〆切)
・旭郵63スユニ(札−稚)(札幌-旭川間回送)
・札23本編成1号車ナハネ11、2号車オロハネ10、3号車△スロ52、
      4号車○スハ、5・6号車スハ、7号車スハフ
・旭附101 8号車スハ
△は一部指定席、○は指定席です。
牽引機は旭川までC57、以降C55で和寒まで96の補機が付きます。

なお上りは旭荷53スハニが無く、札荷61マニが旭川までで、
旭郵63スユニの札幌-旭川間回送は同様でした。

> とはいえ、実際に乗車されたstudio4310様の編成記録において
> スユニ60(旭川〜稚内)となっているので、謎が深まるばかりですが。

この点は解決どころか謎が確定?してしまいました。
なお、studio4310様の記録では下り方の増結車が2両ですが、
これは多客期対応の臨時増結であろうと考えられます。


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