過去ログ22
2024/2/17 10:59
クモイ１０３Re5: マロネ58についてでる様
他客車系サイトで公開していた「イネ格下げロネ」と「食堂車」について
ご記憶頂いていて有難うございます。
当該サイトが管理人氏のご都合でやむなく閉鎖されたのは残念でした。
かつて神田の交通博物館の図書室で文献を漁って書いたもので、
そのうちまたどこか発表する機会があればとも思っていますが、
今のところ具体的な計画には至っていません。
ｗｅｂ上でなく紙媒体に残す事が出来れば一番良いのですが。
マロネ58を含む特別な優等客車は用途があっても稼働率は低く、
客車区で鎮座していることが多かったと思われます。
そこでモデラ―的には、こうした客車で架空の臨時列車を仕立て、
模型で具現化するものまた一興です。
各模型鉄道の「社長専用編成」などと妄想が広がります。
すみません、余計な脱線話でした。
太田拓也なぜオハネ12は電暖化されなかったのか文献では「ナハネ11は重量区分ギリギリなので電暖化できなかった」という記述がありますが、同じく重量区分ギリギリだったオハネ17の台車の扱いから「重量区分ギリギリのハネに電気暖房と冷房を搭載しても2ランク上昇はない」ことがわかります。
つまりオハネ12であれば電気暖房を搭載可能だったのになぜ改造例がなかったのでしょうか？ 既に配置が固まっていて動かしたくなかったというのはあるでしょうが、東日本の現場が軽いオハネ12を欲しがったりしなかったのでしょうか？(西日本は重量より長さの上限が先に来やすいのでスハネ16でもよい)
仙コリRe:オハネフ12 2003の廃車についてオハネフ12 2003の廃車についてですが、確かに冷房改造の数か月後に廃車となっている
車両でありますが、個々の車両の廃車理由については大きな事故による廃車や戦災による
廃車を除いて、理由が明確になっていない車両がほとんどですよね。
ご推測のとおり、この車両は急行「天の川」にて使用されていたようなので、事故等を含む
突発的な理由による廃車であれば、運用上必要となる代わりの車両がすぐに用意されたと
思われるので、当時の新潟への配置状況を調べてみると
1965/3/31及び1966/3/31及び1967/3/31
ナハネフ10 2008 2009 2011
1968/3/31
オハネフ12 2003 2076 2093
1969/3/31
オハネフ12 2076 2093 2094
となっていて、2003が廃車となった年度中に2094が代わりに配置となっているので、やはり
2003は事故等を含む突発的な理由による廃車であることは間違いないと思われます。
ところで、この配置車両の変遷ですが、新潟配置のナハネフ10の3両が、そのまま冷房改造
されて再び新潟配置となったわけではなく、推測ではありますが、当時予備車両の余裕が
あった？盛岡配置のナハネフ10 2079が冷房改造されオハネフ12 2003となり新潟に転属
となり、順次ナハネフ10 2009→オハネフ12 2076 ナハネフ10 2008→オハネフ12 2093
と冷房改造され、オハネフ12が3両そろった頃に、残ったナハネフ10 2011が代わりに盛岡に
転属となったと思われます。
ところが運命のいたずらか、最初に冷房化されたオハネフ12 2003が短期間で廃車となって
しまい、代わりに盛岡から転属してきたのが新潟から転属したナハネフ10 2011が冷房改造
されたオハネフ12 2094であったという不思議なめぐり合わせの転属となったようです。
ちなみに、この2両（ナハネフ10 2011と2079）が、どこかで入れ替わったのではないかと
疑ってしまったのですが、1968/3/31時点の配置表でそれぞれ別に配置（ナハネフ10 2011
は盛岡、2079が冷房改造されたオハネフ12 2003が新潟）されているので、そこまでの
ミステリー的要素はなかったようです。
といったところですが、配置状況と冷房改造の履歴以外のほとんどが推測でありますので、
どなたか、オハネフ12 2003の廃車理由、及び上記転属の転属日等の情報をお持ちの方が
いらっしゃいましたら、フォローしていただければ幸いです。
ナロ2051オハネフ12 2003の廃車について表題の車輌、冷房改造後わずか7ヶ月後の1968年8月26日付で廃車に
なっています。配置は新潟なので
急行天の川に使用されていた車輌
だと思われますが、廃車の理由を
ご存知のかたおられますか？推測
ですが、事故による廃車だと思い
ます。
でるマロネ58について仙コリ様
お詳しい仙コリ様、クモイ103様 共にわからない、というのは今後も知ることは難しい車両なのだなと。
いくつかの資料紹介ありがとうございます。知られざる連合国専用客車の全貌 については容易に入手出来るようですので一度見てみたいと思います。ありがとうございます。
中高の頃はまだ古い客車が辛うじて走っており、ブルートレインを追いかける友達たちとは全然違い、大阪駅に到着する出所が何かはわからない、でもとても意味ありそうな古い荷物車を凝視しておりました。
私、長いこと鉄道趣味から離れているうちに、是非そのうち見たいと思っていたオヤ31 21も解体されてしまったようで。趣味が復活した今 どこにも気持ちをぶつける対象がありませんで困っております笑
でるマロネ58についてクモイ103様
ご返信ありがとうございます。
使用実績なし、との事も興味深いです。仰るように、他の車両と同じようには扱えず持て余していた…というところだったのかもしれませんね。大切に大切に扱われた他2両は殆ど活躍する事なくいた事に比べ、マロネ58はその後全く違う使われ方をされ、しかも昭和50年ごろまで動いていたというのも面白く感じます。
ところで、確かクモイ103様だったと記憶しますが、他客車系サイトにて公開されていた(そちらには数回書き込みした事がありました)イネ格下げロネ、食堂車 についての文章何度も読ませて頂いていました。
見れなくなり残念ですが、こちらでお礼申し上げます。
仙コリRe2: マロネ58についてでる様
マロネ58形については、クモイ１０３様から詳しく解説していただきましたが、私の調べでも
運用歴等は不明で、連合軍専用車として接収されていたスイロネフ38 2→スイロネ37 2
の時代に要人用特別列車Coronet（コロネット）用として指定されていた事以外は、まったく
わかりませんでした。
写真としては何点か掲載されている書籍がありまして、
マイロネ39 1時代の外観がＪＴＢパブリッシングのキャンブック「国鉄鋼製客車 １」
マロネ58 1時代の外観が、鉄道ピクトリアル 2008年11月号「特集 １等寝台車」
に掲載されております。
内装については、連合軍接収時代ではありますが、「知られざる連合軍専用客車の全貌」
（ＪＴＢパブリッシング）に数点が掲載されております。
クモイ１０３Re: マロネ58についてでる様、はじめまして。
マロネ58は、直宮三殿下のために製造された37290形3両の中で唯一現存しない車両ですね。
結論を先に言いますと、この車両が「マロネ58 1」の時代に使用された話は寡聞にして存じません。何か特別な用途で走ったことがあるかもしれませんが、どなたかご存知の方がおられたら私もご教示頂きたいです。
37290形→マイロネフ38形→スイロネフ38形3両は、戦後すぐ連合軍に召し上げられ、特別列車用として冷房化、また緩急設備が撤去されたためスイロネ37形となりました。室内設備はこの個体については大幅な改造はなかった模様です。いろいろあって最終的に返還されたのは昭和27（1952）年3月末でした。
昭和27（1952）年12月、スイロネ37 1は当時の皇太子殿下（現・上皇陛下）の公式御乗用として御料車14号に改造されました。同時にスイロネ37 3は非公式用として整備され、運用上の便を考えて緩急設備を復活させたためマイロネフ38 1となり、昭和30年7月1日の1等寝台廃止でマロネフ59 1に改番されました。
残るスイロネ37 2は昭和28年6月1日の車両称号規程改正でマイロネ39 1、昭和30年の１等寝台廃止でマロネ58 1と改称を重ねますが、特に改造もなく使用実績も私の知る限り伝えられていないと思います。何しろ出自が出自だけにぞんざいな扱いも出来ず？、1形式1両になってしまいましたから定期運用も出来ません。国鉄としても持て余していたのではないでしょうか。結局昭和35年に工事用車に改造されたのは「ほとぼりが冷めた」のでもう大丈夫、と考えたかどうか分かりませんが、そんな見方もしてしまいます。
でるマロネ58について皆さまはじめまして。こちらには書き込み初めてさせて頂きます。
さて、表記のマロネ58ですが、長年保存されているマロネフ59、そして御料車14号と同じ出自でありながら、最後は工事用車になったという僅かな記載を知るのみで長年きました。ネットで、工事用車になった時期の外観を見る事はできましたが、マロネ時代はどのような使われ方をしていたのでしょうか。
また、内装はどんな感じだったのでしょう。
ご存じの方おられましたら是非教えてくださいませ。
よろしくお願い致します。
国鉄マニアのモデラーRe:4 スイテ37040が使用された列車仙台コリ様 ナイロフ様
なるほど、スイテ37050の代用で特急鷗号(鴎？)に使用された可能性があったんですね。丁度特急鷗号を作ろうとしていたので大変助かりました！
この度は本当にありがとうございましたm(*_ _)m